システム運用や開発において、特定の時間に特定のタスク(スクリプトやコマンド)を自動実行したい場面はよくありますよね。例えば、毎日のレポート生成、定期的なバックアップ、Webサイトの死活監視などが挙げられます。 Unix系のOSでは、古くから「Cron」という仕組みが標準で提供されており、これらの定時実行を実現してきました。しかし、Cronの設定は「Crontab」と呼ばれる特殊な書式のファイルに記述する必要があり、初心者には少しとっつきにくい面もあります。また、設定をコードで管理したいというニーズも高まっています。
そんな悩みを解決してくれるのが、今回ご紹介するPythonライブラリ「python-crontab」です! 🎉 このライブラリを使えば、使い慣れたPythonのコードで、直感的かつ柔軟にCronジョブを管理(作成、読み取り、更新、削除)できます。Pythonスクリプトから直接システムのCronを操作できるため、タスクスケジューリングの自動化やコード管理が格段に楽になります。
このブログ記事では、python-crontab
の基本的な使い方から、少し応用的なテクニックまで、具体的なコード例を交えながら詳しく解説していきます。
1. CronとCrontabの基本
python-crontab
を理解するために、まずはCronとCrontabの基本を押さえておきましょう。
2. python-crontabのインストール
python-crontab
はPythonの標準ライブラリではないため、pipを使ってインストールする必要があります。ターミナルで以下のコマンドを実行してください。
pip install python-crontab
crontab
という名前の別のライブラリも存在します。必ず python-crontab
を指定してインストールしてください。間違ったライブラリをインストールすると、CronTab
クラスの初期化時に got an unexpected keyword argument 'user'
のようなエラーが発生することがあります。
インストールが完了したら、Pythonスクリプトから from crontab import CronTab
のようにして利用できるようになります。
3. Crontabへのアクセス方法
python-crontab
を使ってCronジョブを操作するには、まず対象となるCrontabにアクセスするための CronTab
オブジェクトを生成する必要があります。アクセス方法にはいくつかの種類があります。
3.1. ユーザーCrontabへのアクセス (Unix系OSのみ)
特定のユーザー、または現在ログインしているユーザーのCrontabにアクセスします。適切な権限が必要です。
from crontab import CronTab
# 現在ログインしているユーザーのCrontabにアクセス
my_user_cron = CronTab(user=True)
# 特定のユーザー(例: 'john')のCrontabにアクセス (root権限が必要な場合あり)
users_cron = CronTab(user='john')
# rootユーザーのCrontabにアクセス (root権限が必要)
root_cron = CronTab(user='root')
# 引数なしの場合、環境変数 USER または LOGNAME からユーザーを特定しようとする
# 見つからない場合は例外が発生する可能性がある
# default_cron = CronTab() # 非推奨。明示的に user=True を使う方が安全
3.2. システムCrontabへのアクセス (Unix系OSのみ)
/etc/crontab
のようなシステム全体のCrontabファイルに直接アクセスすることは、このライブラリの標準的な機能では直接サポートされていません。システムCrontabを編集したい場合は、通常rootユーザーのCrontab (CronTab(user='root')
) を編集するか、/etc/cron.d/
ディレクトリ配下に専用の設定ファイルを作成・編集するアプローチが一般的です。python-crontab
は主にユーザーCrontabの操作に特化しています。
3.3. ファイルからCrontabを読み込む (OS共通)
特定のファイルパスにあるCrontab形式のファイルを読み書きします。システムにインストールされているCronとは独立して動作します。Windowsでも利用可能です。
from crontab import CronTab
# 'my_jobs.tab' というファイルからCrontabを読み込む(ファイルが存在しない場合は空のCrontab)
file_cron = CronTab(tabfile='my_jobs.tab')
# 読み込んだ内容をファイルに書き込む
# file_cron.write('my_jobs.tab')
3.4. 文字列からCrontabを読み込む (OS共通)
Crontab形式の文字列を直接渡して CronTab
オブジェクトを生成します。テストや一時的な操作に便利です。Windowsでも利用可能です。
from crontab import CronTab
cron_text = """
* * * * * /usr/bin/echo 'Hello from memory!'
# This is a comment in memory cron
0 12 * * * /path/to/another/script.sh
"""
mem_cron = CronTab(tab=cron_text)
# メモリ上のCrontabの内容を確認
for job in mem_cron:
print(job)
4. Cronジョブの操作 (CRUD)
CronTab
オブジェクトを取得したら、いよいよCronジョブの作成(Create)、読み取り(Read)、更新(Update)、削除(Delete)を行っていきます。
4.1. 新しいジョブの作成 (Create)
新しいCronジョブを追加するには、CronTab
オブジェクトの new()
メソッドを使用します。
from crontab import CronTab
# 現在のユーザーのCrontabを取得
cron = CronTab(user=True)
# 新しいジョブを作成 (コマンドとコメントを指定)
job = cron.new(command='/usr/local/bin/python /home/user/myscript.py', comment='My awesome script execution')
# ジョブのスケジュールを設定 (例: 毎日午前3時0分)
job.setall('0 3 * * *')
# または、より直感的なメソッドを使うことも可能
# job.minute.on(0)
# job.hour.on(3)
# job.day.every(1) # 毎日
# job.month.every(1) # 毎月
# job.dow.every(1) # 毎週 (日曜日から土曜日まで全て)
# --- スケジュール設定メソッドの例 ---
# job.minute.every(15) # 15分ごと
# job.hour.during(9, 17) # 午前9時から午後5時まで毎時
# job.day.on(1, 15) # 毎月1日と15日
# job.month.in_(['JAN', 'JUL']) # 1月と7月
# job.dow.on('SUN', 'SAT') # 日曜日と土曜日
# 設定したジョブをCrontabに書き込む (重要!)
cron.write()
print(f"新しいジョブが追加されました: {job}")
# with文を使うと、ブロックを抜ける際に自動で write() が呼ばれるので便利
with CronTab(user=True) as auto_cron:
new_job = auto_cron.new(command='echo "Written using with statement"', comment='Auto write example')
new_job.every().hour() # 毎時0分に実行
print('withブロック終了時に cron.write() が自動実行されます。')
new()
やスケジュールの設定メソッドを呼び出しただけでは、実際のCrontabファイルには変更が反映されません。必ず最後に cron.write()
メソッドを呼び出すか、with
文を使用して自動的に書き込みが行われるようにしてください。これを忘れると、「何も起こらない」という状況になります。
4.2. ジョブの読み取りと検索 (Read)
既存のCronジョブを読み取ったり、特定の条件で検索したりできます。CronTab
オブジェクトはイテレータブルなので、forループで全てのジョブを処理できます。
from crontab import CronTab
cron = CronTab(user=True)
# 全てのジョブをイテレートして表示
print("--- 全てのジョブ ---")
for job in cron:
print(job)
print(f" 有効か?: {job.is_enabled()}")
print(f" コマンド: {job.command}")
print(f" コメント: {job.comment}")
print(f" スケジュール: {job.slices}")
print("-" * 10)
# コマンドでジョブを検索 (部分一致、正規表現も可)
print("\n--- コマンドに 'myscript.py' を含むジョブ ---")
matching_jobs = cron.find_command('myscript.py')
for job in matching_jobs:
print(job)
# コメントでジョブを検索
print("\n--- コメントが 'Auto write example' のジョブ ---")
comment_jobs = cron.find_comment('Auto write example')
for job in comment_jobs:
print(job)
# スケジュール時間でジョブを検索 (少し複雑)
print("\n--- 毎時実行されるジョブ ---")
time_jobs = cron.find_time(slice('0 * * * *')) # 正確な書式が必要
# または、各ジョブをイテレートして条件を確認
hourly_jobs = [job for job in cron if job.hour.render() == '*' and job.minute.render() == '0']
for job in hourly_jobs:
print(job)
# ジョブの数を取得
print(f"\n現在のジョブ数: {len(cron)}")
4.3. ジョブの更新 (Update)
既存のジョブのコマンド、コメント、スケジュールなどを変更できます。まず対象のジョブを見つけ、その属性を変更し、最後に cron.write()
を呼び出します。
from crontab import CronTab
cron = CronTab(user=True)
# 更新したいジョブを検索 (例: コメントで検索)
jobs_to_update = cron.find_comment('My awesome script execution')
updated = False
for job in jobs_to_update:
print(f"更新前のジョブ: {job}")
# コマンドを変更
job.set_command('/usr/bin/python /home/user/updated_script.py --mode=prod')
# コメントを変更
job.set_comment('Updated script execution (production)')
# スケジュールを変更 (例: 毎週日曜日の午前5時)
job.setall('0 5 * * 0')
# または job.dow.on('SUN') など
# ジョブを無効化/有効化
# job.enable(False) # 無効化 (行頭に # が付く)
job.enable() # 有効化 (行頭の # を削除)
print(f"更新後のジョブ: {job}")
updated = True
# 変更があった場合のみ書き込む
if updated:
cron.write()
print("ジョブが更新され、Crontabに書き込まれました。")
else:
print("更新対象のジョブが見つかりませんでした。")
4.4. ジョブの削除 (Delete)
不要になったジョブを削除するには、CronTab
オブジェクトの remove()
または remove_all()
メソッドを使用します。
from crontab import CronTab
cron = CronTab(user=True)
# 削除したいジョブを検索 (例: コマンドの一部で検索)
jobs_to_delete = cron.find_command('echo')
deleted_count = 0
# 個別に削除する場合
for job in jobs_to_delete:
print(f"削除するジョブ: {job}")
cron.remove(job)
deleted_count += 1
# または、条件に一致する全てのジョブを一括削除
# deleted_count = cron.remove_all(command='echo')
# deleted_count = cron.remove_all(comment='Temporary job')
# 変更があった場合のみ書き込む
if deleted_count > 0:
cron.write()
print(f"{deleted_count} 個のジョブが削除され、Crontabに書き込まれました。")
else:
print("削除対象のジョブが見つかりませんでした。")
# 全てのジョブを削除する場合 (注意!)
# cron.remove_all()
# cron.write()
remove_all()
を引数なしで実行すると、その CronTab
オブジェクトが管理する全てのジョブが削除対象となります。実行前に十分確認してください。
5. スケジュール設定の詳細
python-crontab
は、Crontabの複雑な時間指定をPythonのメソッドで直感的に行えるように設計されています。CronItem
(ジョブオブジェクト) の各時間単位(minute, hour, day, month, dow)は、CronSlice
というオブジェクトで表現され、様々なメソッドを持っています。
5.1. 基本的な設定メソッド
メソッド | 説明 | 例 | 結果 (Crontab形式) |
---|---|---|---|
on(value, *values) |
特定の値を指定します。複数指定可能。 | job.minute.on(0, 15, 30, 45) |
0,15,30,45 * * * * |
during(start, end) |
値の範囲を指定します (startからendまで)。 | job.hour.during(9, 17) |
* 9-17 * * * |
every(n) |
nごとの間隔を指定します (ステップ値)。 | job.minute.every(10) |
*/10 * * * * |
also(value, *values) |
既存の設定に値を追加します。 | job.minute.on(0); job.minute.also(30) |
0,30 * * * * |
clear() |
その単位の設定をクリア(* に)します。 |
job.hour.on(8); job.hour.clear() |
* * * * * (時が * に戻る) |
parse(expression) |
Crontab形式の文字列を直接パースして設定します。 | job.minute.parse('*/5') |
*/5 * * * * |
5.2. ジョブ全体のスケジュール設定
CronItem
オブジェクト自体にも、スケジュールを設定するための便利なメソッドがあります。
from crontab import CronTab
cron = CronTab(user=True)
job = cron.new(command='my_cleanup_script.sh')
# 既存のスケジュールをクリアし、指定した単位で実行するように設定
# このメソッドは、他の時間単位をデフォルト値(通常は最小値、例: 分なら0)にリセットする
job.every(4).hours() # 4時間ごと (0 */4 * * *) に設定
print(f"4時間ごと: {job}")
job.every().day() # 毎日0時0分 (* 0 0 * *) に設定 (注: job.every().dom() がより正確)
# job.every().dom() # 毎日0時0分 (0 0 * * *) に設定
print(f"毎日0時0分: {job}")
job.every().month() # 毎月1日の0時0分 (0 0 1 * *) に設定
print(f"毎月1日0時0分: {job}")
job.every(2).weeks() # 2週間ごと (日曜日) の0時0分 (0 0 * * 0/2) に設定? -> 要確認。job.every(2).dows() がより正確か
# job.every(2).dows() # 2週間ごとの日曜日0時0分 (0 0 * * */2)
print(f"2週間ごと: {job}")
# Crontab形式の文字列全体を設定
job.setall('15 10 * * 1-5') # 平日(月-金)の午前10時15分
print(f"平日10:15: {job}")
# 特定の時間に実行 (setallのエイリアス)
job.setall(time='15 10 * * 1-5')
print(f"平日10:15 (time引数): {job}")
# コマンドと時間を同時に設定 (newのエイリアス)
job.set_command(command='/bin/true', time='*/5 * * * *') # 5分ごと
print(f"5分ごと (set_command): {job}")
cron.write() # 変更を保存
job.every()
の挙動に関する注意:job.hour.every(2)
のように特定の時間単位だけで every()
を使うと、その単位のみが変更され、他の単位は影響を受けません(例: * */2 * * *
)。
一方、job.every(2).hours()
のようにジョブオブジェクトの every()
を使うと、指定した単位(この場合は時間)より小さい単位(分)はデフォルト値(通常は0)にリセットされる傾向があります(例: 0 */2 * * *
)。この挙動は直感的でない場合があるため、意図した通りのスケジュールになっているか確認することが重要です。
5.3. 特殊な文字列 (エイリアス)
python-crontab
は、標準的なCrontabでサポートされている特殊な文字列(エイリアス)も利用できます。これらは setall()
や new()
で直接指定できます。
エイリアス | 意味 | 相当するCrontab書式 |
---|---|---|
@reboot | システム起動時 | (特殊なエントリ) |
@yearly / @annually | 毎年元旦の0時0分 | 0 0 1 1 * |
@monthly | 毎月1日の0時0分 | 0 0 1 * * |
@weekly | 毎週日曜日の0時0分 | 0 0 * * 0 |
@daily / @midnight | 毎日0時0分 | 0 0 * * * |
@hourly | 毎時0分 | 0 * * * * |
from crontab import CronTab
cron = CronTab(user=True)
# システム起動時に実行するジョブ
reboot_job = cron.new(command='/path/to/startup_script.sh', comment='Run on reboot')
reboot_job.setall('@reboot')
print(f"起動時ジョブ: {reboot_job}")
# 毎日深夜に実行するジョブ
daily_job = cron.new(command='/path/to/daily_maintenance.py', comment='Daily task')
daily_job.setall('@daily')
print(f"デイリージョブ: {daily_job}")
cron.write()
注意: @reboot
は特殊なエントリであり、時間ベースのスケジュールとは異なります。
6. 応用的な機能
6.1. ジョブの有効化/無効化
ジョブを一時的に停止したい場合は、削除せずに無効化することができます。無効化されたジョブは、Crontabファイル内で行頭に #
が付与されます。
from crontab import CronTab
cron = CronTab(user=True)
job = cron.find_command('myscript.py')[0] # 例として最初のジョブを取得
if job:
# ジョブを無効化
job.enable(False)
print(f"ジョブが無効化されました: {job}")
print(f"Is enabled? {job.is_enabled()}")
cron.write()
# 少し待ってから再度有効化
import time
time.sleep(5)
job.enable(True)
print(f"ジョブが有効化されました: {job}")
print(f"Is enabled? {job.is_enabled()}")
cron.write()
else:
print("対象のジョブが見つかりません。")
6.2. 次回実行時刻の取得 (croniterが必要)
croniter
ライブラリがインストールされている場合、ジョブの次回または前回の実行予定時刻を取得できます。
pip install croniter
from crontab import CronTab
from datetime import datetime
# croniterがインストールされているか確認
try:
import croniter
except ImportError:
print("croniterライブラリが必要です。pip install croniter でインストールしてください。")
exit()
cron = CronTab(user=True)
job = cron.find_command('myscript.py')[0] # 例
if job:
now = datetime.now()
try:
schedule = job.schedule(date_from=now)
next_run = schedule.get_next(datetime) # 次回実行時刻 (datetimeオブジェクト)
prev_run = schedule.get_prev(datetime) # 前回実行時刻 (datetimeオブジェクト)
print(f"現在の時刻: {now}")
print(f"ジョブ '{job.comment}' ({job.slices})")
print(f" 次回実行予定: {next_run}")
print(f" 前回実行予定: {prev_run}")
except croniter.CroniterError as e:
print(f"スケジュール情報の取得中にエラーが発生しました: {e}")
except AttributeError:
print("スケジュール機能を利用するには python-crontab のバージョンが古い可能性があります。")
else:
print("対象のジョブが見つかりません。")
6.3. ログの取得とエラーハンドリング
Cronジョブの実行結果(標準出力や標準エラー出力)は、デフォルトでは実行ユーザーにメールで送信されることが多いですが、リダイレクトを使ってファイルに保存するのが一般的です。python-crontab
でジョブを作成する際に、コマンド文字列にリダイレクトを含めることができます。
from crontab import CronTab
import os
cron = CronTab(user=True)
log_dir = '/home/user/cronlogs'
os.makedirs(log_dir, exist_ok=True) # ログディレクトリ作成
log_file = os.path.join(log_dir, 'my_script.log')
error_log_file = os.path.join(log_dir, 'my_script_error.log')
# 標準出力と標準エラー出力を別々のファイルに記録
command_with_logging = f"/usr/bin/python /home/user/myscript.py > {log_file} 2> {error_log_file}"
# 標準出力と標準エラー出力を同じファイルに追記
# command_with_logging = f"/usr/bin/python /home/user/myscript.py >> {log_file} 2>&1"
job = cron.new(command=command_with_logging, comment='Script with logging')
job.minute.every(5) # 5分ごと
cron.write()
print(f"ログ出力設定付きジョブを作成しました: {job.command}")
また、Pythonスクリプト自体に try...except
ブロックを組み込み、エラー発生時に詳細なログを出力したり、通知を送ったりする処理を追加することが重要です。Cronは実行に失敗しても明示的な通知を行わないことがあるため、スクリプト側でのエラーハンドリングが不可欠です。
# myscript.py の例
import logging
import datetime
import sys
log_file = '/home/user/cronlogs/my_script_internal.log'
logging.basicConfig(filename=log_file, level=logging.INFO,
format='%(asctime)s - %(levelname)s - %(message)s')
try:
logging.info("スクリプト実行開始")
# --- ここに本来の処理 ---
print("標準出力へのメッセージ")
# わざとエラーを発生させる場合
# result = 1 / 0
# --- 処理終了 ---
logging.info("スクリプト正常終了")
print("処理が正常に完了しました。")
except Exception as e:
error_message = f"エラーが発生しました: {e}"
logging.error(error_message, exc_info=True) # トレースバックも記録
print(error_message, file=sys.stderr) # 標準エラー出力にも出す
# ここでメール通知などの処理を追加することも可能
sys.exit(1) # エラー終了を示す終了コード
6.4. 仮想環境 (Virtual Environment) との連携
Pythonプロジェクトで仮想環境 (venv, condaなど) を使用している場合、Cronジョブで実行するPythonのパスを仮想環境内のものに指定する必要があります。そうしないと、プロジェクト固有のライブラリが見つからずエラーになります。
from crontab import CronTab
cron = CronTab(user=True)
# 仮想環境内のPythonインタプリタへのフルパス
venv_python_path = '/home/user/myproject/venv/bin/python'
# 実行したいスクリプトのフルパス
script_path = '/home/user/myproject/main_script.py'
# コマンドに仮想環境のPythonを指定
command = f"{venv_python_path} {script_path}"
job = cron.new(command=command, comment='Run script in venv')
job.setall('@hourly') # 毎時実行
cron.write()
print(f"仮想環境を使用するジョブを作成しました: {command}")
仮想環境のPythonの正確なパスは、仮想環境をアクティベートした状態で which python
(Linux/macOS) や where python
(Windows, ただしcronは主にUnix系) コマンドで確認できます。
7. まとめと注意点
python-crontab
は、Pythonを使ってCronジョブをプログラム的に管理するための非常に強力で便利なライブラリです。基本的なCRUD操作から、複雑なスケジュール設定、有効化/無効化まで、多くの機能をPythonコードで直感的に扱うことができます。これにより、定型タスクの自動化、デプロイプロセスへの組み込み、設定のバージョン管理などが容易になります。
このライブラリを活用して、日々の面倒な繰り返し作業を自動化し、より創造的な作業に時間を使いましょう! 😊 Happy coding!
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