Excel ショートカット チートシート

基本操作

Excelの基本的な操作を効率化するためのショートカットです。ファイル操作、セルの移動や選択、コピー&ペーストなど、日常的によく使う操作が含まれます。

ファイル操作 💾

操作内容 Windows ショートカット 説明
新しいブックを作成 Ctrl + N 白紙の新しいExcelブック(ファイル)を開きます。
既存のブックを開く Ctrl + O ファイルを開くダイアログボックスを表示し、既存のExcelファイルを選択して開けます。
ブックを上書き保存 Ctrl + S 現在作業中のブックに加えた変更を上書き保存します。まだ名前がついていない場合は、「名前を付けて保存」ダイアログが表示されます。
名前を付けて保存 F12 「名前を付けて保存」ダイアログボックスを表示し、ファイル名や保存場所、ファイル形式を指定して保存できます。
印刷プレビューと印刷 Ctrl + P 印刷設定画面(バックステージビュー)を開き、印刷プレビューの確認や印刷設定の変更、印刷の実行ができます。
現在のブックを閉じる Ctrl + W または Ctrl + F4 現在アクティブなブックを閉じます。変更が保存されていない場合は、保存を確認するメッセージが表示されます。
Excelを終了する Alt + F4 Excelアプリケーションを終了します。開いているすべてのブックが閉じられます(保存確認あり)。

移動と選択

操作内容 Windows ショートカット 説明
隣接セルへ移動 矢印キー ( ) アクティブセルを矢印の方向に1つ移動します。
データ範囲の端へ移動 Ctrl + 矢印キー 現在のアクティブセルが含まれるデータブロックの、矢印方向の端にあるセルへ移動します。空白セルに隣接している場合は、次のデータセルまで移動します。
ワークシートの先頭セルへ移動 Ctrl + Home ワークシートのA1セルに移動します。ウィンドウ枠が固定されている場合は、固定された領域の左上のセルに移動します。
ワークシートで使用されている最後のセルへ移動 Ctrl + End データや書式が設定されている最も右下のセルへ移動します。
画面単位で上下左右にスクロール PageUp / PageDown / Alt+PageUp / Alt+PageDown PageUp/PageDownで上下に、Altキーと組み合わせると左右に1画面分スクロールします。アクティブセルも移動します。
隣のワークシートへ移動 Ctrl + PageDown ブック内の次のワークシートを表示します。
前のワークシートへ移動 Ctrl + PageUp ブック内の前のワークシートを表示します。
セルを範囲選択(拡張) Shift + 矢印キー アクティブセルから矢印キーの方向に1セルずつ選択範囲を拡張します。
データ範囲の端まで選択 Ctrl + Shift + 矢印キー アクティブセルから、データブロックの矢印方向の端までを選択範囲に含めます。
行全体を選択 Shift + Space アクティブセルが含まれる行全体を選択します。
列全体を選択 Ctrl + Space アクティブセルが含まれる列全体を選択します。
ワークシート全体を選択 Ctrl + A ワークシート全体を選択します。アクティブセルがデータ範囲内にある場合は、まずそのデータ範囲を選択し、もう一度押すとワークシート全体を選択します。
アクティブセル領域を選択 Ctrl + Shift + * (テンキー) または Ctrl + A (データ範囲内) アクティブセルを含む、空白行と空白列で区切られた現在の領域を選択します。
選択範囲内でアクティブセルを移動 Enter / Shift + Enter / Tab / Shift + Tab 複数セルが選択されている状態で、Enter(下へ)、Shift + Enter(上へ)、Tab(右へ)、Shift + Tab(左へ)でアクティブセルを移動します。

コピー、切り取り、貼り付け 📋

操作内容 Windows ショートカット 説明
コピー Ctrl + C 選択したセルやオブジェクトをクリップボードにコピーします。
切り取り Ctrl + X 選択したセルやオブジェクトをクリップボードに移動します(切り取り)。
貼り付け Ctrl + V クリップボードの内容をアクティブセルに貼り付けます。
形式を選択して貼り付け Ctrl + Alt + V または AltES 「形式を選択して貼り付け」ダイアログボックスを表示し、値のみ、書式のみ、数式のみなど、貼り付ける要素を選択できます。
クリップボードを表示 (Office) AltHFO Office クリップボードの作業ウィンドウを表示/非表示にします。複数のコピー履歴から選択して貼り付けられます。
上のセルをコピーして貼り付け Ctrl + D アクティブセルのすぐ上のセルの内容(値、書式、数式)をアクティブセルにコピーします。範囲選択している場合は、選択範囲の一番上の行の内容を下の行にコピーします。
左のセルをコピーして貼り付け Ctrl + R アクティブセルのすぐ左のセルの内容をアクティブセルにコピーします。範囲選択している場合は、選択範囲の一番左の列の内容を右の列にコピーします。

元に戻す、やり直し

操作内容 Windows ショートカット 説明
元に戻す Ctrl + Z 直前に行った操作を取り消して、元の状態に戻します。複数回実行できます。
やり直し Ctrl + Y 「元に戻す」で取り消した操作を、再度実行します。
直前の操作を繰り返す F4 または Ctrl + Y 最後に行った操作(書式設定、行の挿入など)を繰り返します。「元に戻す」を実行した直後は「やり直し」として機能します。

データ入力と編集

セルへのデータ入力や編集作業をスムーズに行うためのショートカットです。効率的な入力や修正、検索・置換機能へのアクセスが含まれます。

セル編集

操作内容 Windows ショートカット 説明
アクティブセルを編集モードにする F2 アクティブセルを編集可能な状態にし、カーソルをセル内の末尾に置きます。
セル内での改行 Alt + Enter セルを編集中に、セル内で改行を挿入します。
選択範囲に同じデータを入力 データを入力後、Ctrl + Enter 複数のセルを選択した状態でデータを入力し、このショートカットを使うと、選択したすべてのセルに同じデータが一度に入力されます。
コメントの挿入・編集 Shift + F2 アクティブセルにコメントを挿入、または既存のコメントを編集します。
アクティブセルの内容をクリア Delete 選択したセル(または範囲)の内容(データ、数式)を削除します。書式やコメントは削除されません。
すべてクリア(内容、書式、コメント) AltHEA 選択したセルから、内容、書式、コメント、ハイパーリンクなど、すべてを削除します。

特殊な入力

操作内容 Windows ショートカット 説明
現在の日付を入力 Ctrl + ; (セミコロン) アクティブセルに今日の日付を入力します。
現在の時刻を入力 Ctrl + : (コロン) または Ctrl + Shift + ; アクティブセルに現在の時刻を入力します。
ハイパーリンクの挿入 Ctrl + K 「ハイパーリンクの挿入」ダイアログボックスを開きます。

検索と置換

操作内容 Windows ショートカット 説明
検索 Ctrl + F 「検索と置換」ダイアログボックスの「検索」タブを開きます。
置換 Ctrl + H 「検索と置換」ダイアログボックスの「置換」タブを開きます。
次を検索 (検索ダイアログ表示中) Shift + F4 直前に検索した文字列を、次に検索します。(ダイアログを閉じても有効)
前を検索 (検索ダイアログ表示中) Ctrl + Shift + F4 直前に検索した文字列を、前に検索します。(ダイアログを閉じても有効)
ジャンプ(セル選択) Ctrl + G または F5 「ジャンプ」ダイアログボックスを開き、特定のセルや名前付き範囲に移動したり、「セル選択」オプションで特定の条件(空白セル、数式セルなど)に一致するセルを選択したりできます。

書式設定 ✨

見た目を整えるための書式設定に関連するショートカットです。文字の装飾、数値の表示形式、罫線や背景色の設定などが含まれます。

基本的な書式

操作内容 Windows ショートカット 説明
太字の設定/解除 Ctrl + B または Ctrl + 2 選択したセルの文字を太字にする、または太字を解除します。
斜体の設定/解除 Ctrl + I または Ctrl + 3 選択したセルの文字を斜体(イタリック)にする、または斜体を解除します。
下線の設定/解除 Ctrl + U または Ctrl + 4 選択したセルの文字に下線を引く、または下線を解除します。
取り消し線の設定/解除 Ctrl + 5 選択したセルの文字に取り消し線を設定する、または解除します。
「セルの書式設定」ダイアログ表示 Ctrl + 1 「セルの書式設定」ダイアログボックスを開きます。表示形式、配置、フォント、罫線、塗りつぶし、保護のタブがあります。
書式のコピー AltHFP (コピー元選択後) コピー元のセルの書式をコピーするモード(書式のコピー/貼り付け)を開始します。
書式の貼り付け 書式のコピー後、貼り付けたいセルを選択して Enter またはクリック 「書式のコピー」でコピーした書式を、選択したセルに適用します。
アウトライン記号の表示/非表示 Ctrl + 8 グループ化などで作成されたアウトライン記号(レベルを示す +/- ボタン)の表示/非表示を切り替えます。

数値書式

操作内容 Windows ショートカット 説明
「標準」書式を適用 Ctrl + Shift + ` (バッククォート) 選択したセルに「標準」の表示形式を適用します。
「通貨」書式を適用 (¥記号, 桁区切り, 小数点以下2桁) Ctrl + Shift + $ (4) 選択したセルに通貨スタイル(例: ¥1,234.00)を適用します。
「パーセンテージ」書式を適用 (小数点以下0桁) Ctrl + Shift + % (5) 選択したセルにパーセントスタイル(例: 12%)を適用します。元の値が100倍されます。
「指数」書式を適用 (小数点以下2桁) Ctrl + Shift + ^ (6) 選択したセルに指数(科学)表記(例: 1.23E+04)を適用します。
「日付」書式を適用 (yyyy/m/d) Ctrl + Shift + # (3) 選択したセルに日付形式(例: 2025/4/6)を適用します。
「時刻」書式を適用 (h:mm AM/PM) Ctrl + Shift + @ (2) 選択したセルに時刻形式(例: 6:26 AM)を適用します。
「数値」書式を適用 (桁区切り, 小数点以下2桁) Ctrl + Shift + ! (1) 選択したセルに数値スタイル(例: 1,234.00)を適用します。

罫線と塗りつぶし

操作内容 Windows ショートカット 説明
外枠罫線を適用 Ctrl + Shift + & (7) 選択したセル範囲の外側に罫線を引きます。
罫線を削除 Ctrl + Shift + _ (アンダースコア) 選択したセル範囲のすべての罫線を削除します。
格子罫線を適用 AltHBA 選択したセル範囲の内側と外側の両方に格子状の罫線を引きます。
塗りつぶしの色 (リボンのボタン) AltHH リボンの「塗りつぶしの色」ボタンのメニューを開きます。
フォントの色 (リボンのボタン) AltHFC リボンの「フォントの色」ボタンのメニューを開きます。

数式と関数 📊

計算やデータ分析に不可欠な数式と関数に関連するショートカットです。効率的な数式入力、参照の管理、計算の実行などに役立ちます。

操作内容 Windows ショートカット 説明
オートSUM (合計関数) を挿入 Alt + Shift + = アクティブセルの上または左にある連続した数値データ範囲を合計するSUM関数を挿入します。
数式の表示/値の表示を切り替え Ctrl + ` (バッククォート) ワークシート上のすべてのセルで、計算結果の表示と数式自体の表示を切り替えます。
セルの参照形式を切り替え (相対/絶対/複合) 数式編集中に F4 数式バーまたはセル内でカーソルがあるセル参照(例: A1)の形式を、A1 → $A$1 → A$1 → $A1 → A1 の順に切り替えます。
「関数の挿入」ダイアログ表示 Shift + F3 関数を検索して挿入するためのダイアログボックスを開きます。数式バーの左にあるfxボタンと同じ機能です。
数式の引数ダイアログ表示 (数式入力中) Ctrl + Shift + A 数式バーに関数名を入力した後(例: =SUM( )、その関数の引数名と括弧を挿入します。
配列数式として入力 数式入力後、Ctrl + Shift + Enter 入力した数式を配列数式として確定します。数式が { } で囲まれます。
名前の定義 Ctrl + F3 「名前の管理」ダイアログボックスを開き、名前付き範囲の定義、編集、削除が行えます。
選択範囲から名前を作成 Ctrl + Shift + F3 選択範囲に含まれる見出し(上端行、左端列など)を利用して、名前付き範囲を自動作成します。
名前の貼り付け (定義された名前の一覧) F3 (数式入力中など) 「名前の貼り付け」ダイアログボックスを開き、定義されている名前を選択して数式などに挿入できます。
ブック全体を再計算 F9 開いているすべてのブック内の数式を再計算します。
アクティブなワークシートを再計算 Shift + F9 現在表示しているワークシート内の数式のみを再計算します。
数式の一部分を計算して値に変換 (数式バーで選択) F9 (数式バーで数式の一部を選択中に) 数式バーで選択した数式の一部分だけを計算し、その結果の値を表示します。Escで元に戻せます。デバッグに便利です。

データ操作

データの並べ替え、抽出(フィルター)、集計、入力規則の設定など、データ管理と分析に役立つショートカットです。

操作内容 Windows ショートカット 説明
フィルターの設定/解除 Ctrl + Shift + L 選択範囲またはアクティブセル領域にオートフィルターのドロップダウン矢印を設定、または解除します。
フィルタードロップダウンリストを開く フィルターが設定された見出しセルで Alt + アクティブセルにあるフィルターのドロップダウンメニューを開きます。
並べ替えダイアログ表示 AltDS (古いバージョン) または AltASS 「並べ替え」ダイアログボックスを開き、複数のキーや条件でデータを並べ替える設定ができます。
テーブルの作成 Ctrl + T または Ctrl + L 選択範囲をExcelテーブルに変換するダイアログボックスを開きます。
グループ化 (行または列) Alt + Shift + 選択した行または列をグループ化し、アウトラインを作成します。
グループ化解除 (行または列) Alt + Shift + 選択した行または列のグループ化を解除します。
データの入力規則 AltAVV 「データの入力規則」ダイアログボックスを開き、セルに入力できるデータの種類(リスト、数値、日付など)を制限できます。
ドロップダウンリストを開く (入力規則) 入力規則でリストが設定されたセルで Alt + 入力規則で設定されたドロップダウンリストを表示します。
ピボットテーブルの作成 AltNV 「ピボットテーブルの作成」ダイアログボックスを開きます。データ範囲またはテーブルを選択している必要があります。
選択範囲を図としてコピー AltHCP 選択したセル範囲を画像としてコピーするダイアログを開きます。

ウィンドウと表示

ワークシートの表示方法やウィンドウの操作に関するショートカットです。表示倍率の調整、ウィンドウ枠の固定、ウィンドウの切り替えなどが含まれます。

操作内容 Windows ショートカット 説明
ウィンドウ枠の固定/解除 AltWFF アクティブセルに基づいて、それより上と左の行・列を固定します。再度実行すると解除されます。
ウィンドウの分割/解除 AltWS アクティブセルの位置に基づいてウィンドウを最大4つのペインに分割します。再度実行すると解除されます。
次のウィンドウ(ブック)へ切り替え Ctrl + Tab または Ctrl + F6 開いているExcelのブック(ウィンドウ)を順番に切り替えます。
前のウィンドウ(ブック)へ切り替え Ctrl + Shift + Tab または Ctrl + Shift + F6 開いているExcelのブック(ウィンドウ)を逆順に切り替えます。
ウィンドウを最大化/元に戻す Ctrl + F10 アクティブなブックのウィンドウを最大化、または元のサイズに戻します。
ウィンドウを最小化 Ctrl + F9 アクティブなブックのウィンドウを最小化します。
ズームダイアログ表示 AltWQ 表示倍率を調整するための「ズーム」ダイアログボックスを開きます。
リボンの表示/非表示 Ctrl + F1 リボン(コマンドタブやボタンが表示されている領域)の表示と非表示を切り替えます。

その他

上記カテゴリに含まれない、その他の便利なショートカットです。リボン操作、マクロ、ヘルプなどに関連します。

操作内容 Windows ショートカット 説明
リボンのキーヒントを表示 Alt または F10 リボンの各タブやボタンに対応するアルファベットや数字(キーヒント)を表示します。続けて表示されたキーを押すことで、マウスを使わずにリボンを操作できます。
アクティブタブの切り替え (リボン) Alt を押した後、 / キーヒントが表示されている状態で、左右の矢印キーでリボンのタブを移動します。
VBAエディターを開く Alt + F11 Visual Basic for Applications (VBA) のエディターを開き、マクロの作成や編集ができます。
マクロダイアログ表示 Alt + F8 「マクロ」ダイアログボックスを開き、登録されているマクロの実行、編集、削除などができます。
ヘルプの表示 F1 Excelのヘルプ機能を開きます。
操作アシスト (Tell Me) Alt + Q リボン上部にある「操作アシスト」(または「実行したい作業を入力してください」)ボックスにカーソルを移動し、目的の操作やコマンドを検索できます。
右クリックメニュー表示 Shift + F10 または アプリケーションキー 選択しているセルやオブジェクトに対する右クリックメニュー(コンテキストメニュー)を表示します。
スペルチェック F7 ワークシート全体のスペルチェックを開始します。
グラフシートの挿入 F11 選択しているデータ範囲に基づいて、新しいグラフシートを挿入し、デフォルトのグラフを作成します。
現在のシートにグラフを挿入 Alt + F1 選択しているデータ範囲に基づいて、現在のワークシート内に埋め込みグラフ(デフォルトの種類)を作成します。