1. 件名 (Subject) の書き方
件名はメールの内容が一目でわかるように、具体的かつ簡潔に記載します。
- 基本形:
【用件】会社名+氏名
or【用件】に関する件(会社名 氏名)
- 具体例:
【〇〇会議】日程調整のお願い(株式会社△△ 田中)
〇〇サービスに関するお問い合わせ(株式会社□□ 山田)
【ご報告】〇〇プロジェクト進捗状況について
(社内向け)
- 返信の場合:
- 原則として件名は変更せず、
Re:
をつけたまま返信する。 - 内容が変わる場合は、
Re:
を削除または修正し、新しい件名にする。(例:Re: 【日程変更】〇〇会議の日程調整のお願い
)
- 原則として件名は変更せず、
- 重要度・緊急度を示す場合:
【重要】
や【緊急】
を冒頭につける。(多用は避ける)【要返信】
や【〇月〇日まで】
など、対応が必要な旨を明記する。- 例:
【緊急・要返信】サーバー障害発生のご報告と対応のお願い
- 避けるべき件名:
お世話になります
、こんにちは
など内容が不明なもの。(無題)
や空欄。- 記号や装飾の多用 (環境依存文字にも注意)。
2. 宛名 (Salutation) の書き方
宛名は正確に、敬称をつけて記載します。相手の会社名、部署名、役職名、氏名の順が基本です。
対象 | 書き方例 | 注意点 |
---|---|---|
特定の個人宛 |
株式会社〇〇 営業部 部長 △△ △△ 様 |
会社名は略さず正式名称で。(株)なども避ける。 役職名は氏名の前に記載。 氏名には「様」をつける。「殿」は目下や同格に使うのが一般的だが、近年は「様」に統一する傾向。役職名に「様」はつけない(例: × 部長様)。 |
部署宛 |
株式会社〇〇 人事部 御中 |
部署や組織全体に送る場合は「御中」を使う。 「様」と「御中」は併用しない(例: × 人事部御中 △△様)。 |
担当者不明の場合 |
株式会社〇〇 営業部 ご担当者様 |
部署名まで分かっている場合は「ご担当者様」とする。 部署名も不明な場合は「株式会社〇〇 御担当者様」でも可。 |
複数名宛 (連名) |
株式会社〇〇 営業部 部長 △△ △△ 様 営業部 課長 □□ □□ 様 株式会社〇〇 営業部 △△ 様、□□ 様 |
役職順に記載するのが一般的。 人数が多い場合は「各位」を使うことも検討(例: 関係者各位)。ただし「各位」自体が敬称なので「様」はつけない(例: × 関係者各位様)。 連名の場合、改行して見やすくする。 |
CCで複数名に送る場合 |
(宛先 TO) 株式会社〇〇 営業部 部長 △△ △△ 様 (CC) 株式会社〇〇 営業部 課長 □□ □□ 様 株式会社△△ 人事部 〇〇 〇〇 様 |
主たる宛先をTOに、情報共有したい相手をCCに入れる。 宛名にはTOの相手のみを記載するのが一般的だが、CCの相手にも敬意を示すため本文冒頭で「(CC: □□様、〇〇様)」のように触れる場合もある。 |
社内メール |
〇〇部長 △△部 □□さん (同僚・後輩など) |
社外向けより簡略化されることが多い。 役職名や「さん」付けが一般的。「様」を使う場合もある。 会社名は省略することが多い。 |
3. 挨拶・自己紹介 (Opening)
本文の書き出しは、挨拶と自己紹介から始めます。
- 社外・初めての相手:
初めてメールをお送りいたします。株式会社〇〇の△△と申します。
突然のご連絡失礼いたします。〇〇様よりご紹介いただきました、株式会社△△の□□です。
〇〇の件でご連絡いたしました、株式会社△△の〇〇と申します。
- 社外・面識のある相手:
いつもお世話になっております。株式会社〇〇の△△です。
(定番)平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。株式会社〇〇の△△です。
(より丁寧)先日はお打ち合わせいただき、誠にありがとうございました。株式会社〇〇の△△です。
(直近の接触に触れる)ご無沙汰しております。株式会社〇〇の△△です。
(久しぶりの場合)
- 社内:
お疲れ様です。〇〇部の△△です。
(定番)〇〇部長、お疲れ様です。△△です。
(上司へ)△△さん、お疲れ様です。□□です。
(同僚・後輩へ)(時候の挨拶などは、社内メールでは省略することが多い)
- 挨拶に続けて:
さて、早速ではございますが、~
(本題へ)この度は、~の件でご連絡いたしました。
(用件を簡潔に)
4. 本文の構成 (Body) – 目的別
メールの目的(依頼、報告、謝罪など)に応じて、分かりやすく、丁寧な文章を心がけます。
4.1. 依頼 (Request) 🙏
- ポイント: 何を、いつまでに、なぜお願いしたいのかを明確に伝える。相手への負担を考慮した丁寧な表現を心がける。
- 構成例:
- 依頼内容の提示 (結論ファースト)
- 依頼に至った背景・理由
- 具体的な依頼事項 (箇条書きなど)
- 期限 (必要な場合)
- 相手への配慮・お礼
- フレーズ例:
~について、ご協力いただけますでしょうか。
大変恐縮ですが、〇〇していただけますと幸いです。
つきましては、〇月〇日(〇)までにご回答いただけますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。
ご多忙の折とは存じますが、何卒ご検討くださいますようお願い申し上げます。
- (資料送付依頼)
恐れ入りますが、〇〇に関する資料をお送りいただけますでしょうか。
- (日程調整依頼)
〇〇の件で、一度お打ち合わせの機会を頂戴できますでしょうか。つきましては、いくつか候補日時を挙げさせていただきます。
- クッション言葉:
恐れ入りますが
,お手数ですが
,もしよろしければ
,差し支えなければ
4.2. 報告・連絡 (Information/Notification) 📢
- ポイント: 結論を先に述べ、簡潔かつ正確に情報を伝える。必要に応じて経緯や今後の予定も記載する。
- 構成例:
- 報告・連絡事項 (結論)
- 詳細・経緯
- 今後の対応・予定 (必要な場合)
- 添付資料などの案内 (必要な場合)
- フレーズ例:
~について、ご報告いたします。
標題の件につきまして、以下の通りご連絡いたします。
〇〇プロジェクトの進捗状況をご報告申し上げます。
会議の議事録をお送りしますので、ご確認ください。
詳細につきましては、添付の資料をご参照ください。
本件に関するお問い合わせは、〇〇までお願いいたします。
4.3. 相談 (Consultation) 🤔
- ポイント: 何について相談したいのか、現状どうなっているのかを明確に伝える。相手が回答しやすいように情報を整理する。
- 構成例:
- 相談したい内容の概要
- 現状の説明・背景
- 具体的な相談事項・質問
- 自分なりの考え (あれば)
- 相手への依頼 (アドバイス、判断など)
- フレーズ例:
~の件で、ご相談させて頂きたくご連絡いたしました。
〇〇について、皆様のご意見をお伺いできますでしょうか。
現在、~のような状況でして、対応に悩んでおります。
つきましては、〇〇についてアドバイスをいただけますと幸いです。
お忙しいところ恐縮ですが、ご検討いただけますでしょうか。
4.4. 謝罪 (Apology) 🙇
- ポイント: 迅速かつ誠実に謝罪の意を伝える。何に対して謝罪しているのかを明確にし、原因と今後の対策を示すことが重要。言い訳は避ける。
- 構成例:
- 謝罪の言葉
- 謝罪対象の事実確認
- 原因の説明
- 今後の対策・対応
- 重ねての謝罪
- フレーズ例:
この度は、私の不手際により多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。
〇〇の件につきまして、深くお詫び申し上げます。
原因は、~にありました。
今後は、~のような対策を講じ、再発防止に努めてまいります。
今回の件、重ねてお詫び申し上げます。
取り急ぎ、お詫び申し上げます。後ほど改めてご連絡(またはご説明に)伺います。
(迅速さが求められる場合)
- 注意点: 謝罪メールは迅速さが重要ですが、事実確認を怠らないようにしましょう。原因や対策が不明確な段階でも、まずは取り急ぎお詫びの連絡を入れることが有効な場合もあります。
4.5. お礼 (Thanks) 😊
- ポイント: 何に対するお礼なのかを具体的に伝え、感謝の気持ちを表現する。迅速に送ることが大切。
- 構成例:
- お礼の言葉
- 何に対するお礼か (具体的な出来事)
- 具体的な感想や、それによってどう役立ったかなど
- 今後の関係性につながる言葉
- 結びの挨拶
- フレーズ例:
先日は、お忙しい中お時間をいただき、誠にありがとうございました。
この度は、~いただき、心より感謝申し上げます。
〇〇様から頂戴したアドバイス、大変参考になりました。
迅速なご対応に、深く感謝いたします。
今後とも、変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
取り急ぎ、御礼申し上げます。
4.6. 問い合わせ (Inquiry) ❓
- ポイント: 何について知りたいのか、質問内容を明確かつ具体的に記載する。可能な範囲で背景情報も添えると、相手が回答しやすくなる。
- 構成例:
- 問い合わせ内容の概要
- 問い合わせに至った背景 (必要な場合)
- 具体的な質問事項 (箇条書きなど)
- 回答期限の希望 (必要な場合)
- 相手への配慮
- フレーズ例:
貴社サービス「〇〇」について、お伺いしたい事項がありご連絡いたしました。
〇〇の件につきまして、以下の点を確認させていただけますでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、〇月〇日までにご回答いただけますと幸いです。
ご多忙中とは存じますが、ご教示いただけますようお願い申し上げます。
4.7. 催促 (Reminder) ⏳
- ポイント: 相手を責めるような口調は避け、丁寧に行う。行き違いの可能性も考慮し、「~の件、いかがでしょうか」といった確認の形で送るのが基本。
- 構成例:
- 以前依頼した件名や日付
- 現在の状況確認
- 行き違いへのお詫び・配慮
- 改めての依頼・期限の確認
- フレーズ例:
〇月〇日にお願いいたしました~の件、その後の状況はいかがでしょうか。
行き違いになっておりましたら、大変申し訳ございません。
お忙しいところ恐縮ですが、ご確認の上、〇日までにご対応いただけますと幸いです。
念のためのご確認となりますが、~の件、お手続きはお済みでしょうか。
もし、すでにご対応済みでしたら、何卒ご容赦ください。
- 注意: 催促は相手にプレッシャーを与えかねません。表現には細心の注意を払いましょう。電話など別の手段も検討する価値があります。
4.8. 断り (Refusal) ❌
- ポイント: 相手の意向に沿えないことを丁寧に伝える。可能な範囲で理由を述べ、お詫びの言葉を添える。代替案を提示できる場合は添える。
- 構成例:
- 依頼や提案へのお礼
- 断りの表明
- 理由(可能な範囲で簡潔に)
- お詫びの言葉
- 代替案(あれば)
- 今後の関係性への配慮
- フレーズ例:
この度は、~のお話をいただき、誠にありがとうございます。
せっかくお声がけいただいたにも関わらず、誠に申し訳ございませんが、今回は辞退(見送らせて)させていただきたく存じます。
誠に残念ながら、今回は貴意に沿いかねる結果となりました。
ご期待に沿えず、大変申し訳ございません。
また別の機会がございましたら、ぜひお声がけいただけますと幸いです。
(理由の例)社内規定により、~のため。/人員の都合上、~のため。/予算の都合により、~。
5. 結びの言葉 (Closing)
メールの最後に添える定型的な挨拶です。目的や相手との関係性に合わせて使い分けます。
目的・状況 | フレーズ例 |
---|---|
一般的な結び |
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 何卒よろしくお願い申し上げます。 (より丁寧)
|
相手の対応を依頼する場合 |
お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。 ご検討いただけますと幸いです。 何卒よろしくご対応のほどお願い申し上げます。
|
返信が必要な場合 |
お忙しいところ恐れ入りますが、ご返信いただけますと幸いです。 ご多忙中とは存じますが、〇日までにご連絡くださいますようお願いいたします。
|
返信が不要な場合 |
なお、ご多忙かと存じますので、本メールへのご返信はお気遣いなさらないでください。 (特に記載せず、一般的な結びで終えることも多い)
|
相手の健康や繁栄を気遣う場合 |
末筆ではございますが、〇〇様の益々のご健勝(ご発展)をお祈り申し上げます。 季節の変わり目ですので、どうぞご自愛ください。
|
6. 署名 (Signature) ✒️
メールの最後に、送信者情報を記載します。テンプレート化しておくと便利です。
- 必須項目:
- 会社名
- 部署名
- 役職名 (あれば)
- 氏名
- 会社住所
- 電話番号 (代表・部署・直通)
- FAX番号 (あれば)
- メールアドレス
- 会社ウェブサイトURL (任意)
- 区切り線: 本文と署名を区別するために、
---
や===
などの区切り線を入れるのが一般的です。 - 例:
-------------------------------------------------- 田中 太郎 (たなか たろう) 株式会社〇〇 営業部 〒100-0000 東京都千代田区... TEL: 03-xxxx-xxxx / FAX: 03-xxxx-xxxx Mobile: 090-xxxx-xxxx (任意・必要に応じて) Email: t.tanaka@example.com URL: https://www.example.com --------------------------------------------------
- 複数署名の使い分け:
- 社外用 (正式なもの)
- 社内用 (簡略化したもの)
- 英語用 (海外とのやり取りがある場合)
- 注意点:
- 情報は常に最新のものに更新する。
- 過度な装飾やアスキーアートは避ける。
- 環境依存文字は使用しない。
7. 添付ファイル (Attachment) 📎
ファイルを添付する際の注意点です。
- 本文での言及:
- 必ず本文中でファイル名を明記し、何のファイルを添付したかを伝える。
- 例:
〇〇の資料を添付いたしましたので、ご確認ください。
- 例:
添付ファイル:〇〇企画書.pdf
- ファイル名:
- 内容が分かりやすいファイル名にする。(例:
20250406_御見積書_株式会社〇〇様.xlsx
) - 半角英数字とアンダースコア (_) やハイフン (-) を使うのが無難。スペースや日本語文字、特殊記号は文字化けの原因になることがある。
- 内容が分かりやすいファイル名にする。(例:
- ファイル形式:
- 相手の環境で開ける一般的な形式を選ぶ (PDF, Word, Excel, PowerPoint, JPG, PNGなど)。
- 編集が必要ない場合はPDFが望ましい。
- ファイル容量:
- 容量が大きいファイル (目安として数MB以上) を送る際は、事前に相手に確認するか、ファイル転送サービスを利用する。
- メールサーバーによっては受信容量制限がある。
- パスワード:
- 機密情報を含むファイルにはパスワードを設定する。
- パスワードは、添付ファイルとは別のメールで送る(電話など別の手段がより安全)。
- 例:
添付ファイルにはパスワードを設定しております。パスワードは別途お送りいたします。
- 添付忘れ防止: メール作成時に最初にファイルを添付する癖をつける。送信前に添付を確認する。
- 重要: 送信するファイルの内容を最終確認する。誤ったファイルや古いバージョンのファイルを送らないように注意。
8. 返信 (Reply) のマナー
受け取ったメールへの返信に関するマナーです。
- 迅速な返信:
- できるだけ早く返信する(目安として24時間以内)。
- すぐに回答できない場合でも、
メール拝受いたしました。〇日までにご回答いたします。
のように、取り急ぎ受信確認の返信をする。
- 件名 (Re:):
- 原則として、受信メールの件名のまま
Re:
をつけて返信する。 - 話題が変わる場合は、件名を適切に変更する。
Re:
が増えすぎた場合 (Re: Re: Re: ...
) は適宜整理する。
- 原則として、受信メールの件名のまま
- 引用 (Quotation):
- どのメールに対する返信か、どの部分への回答か分かるように、必要な部分のみ引用する。
- 全文引用は避け、メールが長くなりすぎないように配慮する。
- 引用部分には
>
などの引用符をつける。 - 例:
> 〇〇の件ですが、いつまでに対応可能でしょうか。 〇〇の件、承知いたしました。△△までに対応いたします。
- 宛名: 返信時も宛名は省略せず、きちんと記載する。
- 全員へ返信 (Reply All):
- CCに含まれている関係者全員に情報を共有する必要がある場合に使う。
- 自分と送信者だけのやり取りで済む場合は、通常の「返信 (Reply)」を使う。
- 「全員へ返信」を使うべきか慎重に判断する。不要なメールを送らないように注意。
9. CC / BCC の使い方
CC (Carbon Copy) と BCC (Blind Carbon Copy) の適切な使い分けは重要です。
種類 | 意味・目的 | 使い方 | 注意点 |
---|---|---|---|
TO | 主たる宛先 (Primary Recipient) | メールの内容に直接関係し、返信や対応を求める相手。 | 通常、宛名はこのTOの相手に対して書く。 |
CC | 写し (Carbon Copy) |
・情報共有したい相手(上司、関係者など)。 ・直接の担当ではないが、内容を把握しておいてほしい相手。 |
・CCに入っているメールアドレスは、TOや他のCCの受信者にも表示される。 ・CCの人は必ずしも返信義務はないが、状況に応じて対応が必要な場合もある。 |
BCC | 隠し写し (Blind Carbon Copy) |
・他の受信者にアドレスを知られずに送りたい相手(プライバシー保護)。 ・一斉送信で、受信者同士のアドレスを公開したくない場合(メルマガなど)。 ・自分の控えとして送る場合。 |
・BCCに入れたアドレスは、TOやCC、他のBCCの受信者には表示されない。 ・BCCで受信した人は、「全員へ返信」をしないように注意が必要(意図せずアドレスが公開される可能性がある)。 ・一斉送信の場合は、TOには自分のアドレスを入れ、他の受信者はBCCに入れるのが一般的。 |
10. 不在時の自動応答 (Out of Office) ✈️
休暇や出張などで長期間メールを確認できない場合に設定します。
- 設定すべき情報:
- 不在期間 (例: 〇月〇日~〇月〇日まで)
- 不在理由 (例: 休暇、出張) – 任意
- いつから対応可能か (例: 〇月〇日より順次対応いたします)
- 不在中の代理担当者と連絡先 (必要な場合)
- 例文 (社外向け):
件名: 不在のお知らせ [自分の氏名] 〇/〇~〇/〇 ご連絡ありがとうございます。 誠に勝手ながら、〇月〇日(〇)から〇月〇日(〇)まで休暇をいただいております。 期間中にいただいたメールへの返信は、〇月〇日(〇)以降に順次対応させていただきます。 お急ぎの場合は、大変お手数ですが、下記までご連絡いただけますでしょうか。 〇〇部 △△(電話: xx-xxxx-xxxx / Email: xxx@example.com) ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。 [自分の署名]
- 例文 (社内向け):
件名: 不在 〇/〇~〇/〇 [自分の氏名] お疲れ様です。〇〇です。 〇月〇日(〇)~〇月〇日(〇)まで不在にしております。 メールの確認・返信は〇月〇日(〇)以降になります。 急ぎの要件は、△△さん(内線xxxx)までお願いします。 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
- 注意点:
- 期間設定を正確に行う。開始日と終了日を間違えないように。
- 代理担当者を記載する場合は、事前にその担当者に依頼しておく。
- 自動応答は、受け取った全てのメールに返信されるため、メーリングリストなどへの返信で迷惑にならないか考慮する(除外設定などが可能か確認)。
- 機密情報や詳細すぎる個人情報は記載しない。
11. その他Tips ✨
- 誤送信防止:
- 宛先 (TO, CC, BCC) は送信直前に再確認する。特に似た名前やアドレスに注意。
- 添付ファイルの内容を最終確認する。
- メール作成後、少し時間をおいてから読み返して送信する。
- 一部のメールソフトにある「送信遅延機能」を活用する。
- 言葉遣い:
- 尊敬語・謙譲語・丁寧語を正しく使い分ける。自信がない場合は、より丁寧な表現を選ぶか、シンプルな丁寧語(です・ます)を基本にする。
- 社内、社外、相手の役職や関係性に応じて適切な言葉遣いを心がける。
- 例: 「了解しました」→「承知いたしました」「かしこまりました」 / 「参考になります」→「大変勉強になります」
- 読みやすさへの配慮:
- 適度な改行を入れる(1文ごと、または内容の区切りで)。
- 段落を分ける。
- 箇条書きを活用して情報を整理する。
- 長文になる場合は、冒頭で要点をまとめるか、小見出しをつける。
- 送信前の最終確認:
- 宛先 (TO/CC/BCC) は正しいか?
- 件名は内容を正確に表しているか?
- 宛名は正しいか? (会社名、部署名、役職名、氏名、敬称)
- 誤字脱字はないか?
- 内容は分かりやすく、丁寧か?
- 添付ファイルは正しいか? 添付漏れはないか?
- 署名は入っているか? 情報は最新か?
- 送信タイミング:
- 深夜や早朝、休日の送信は、緊急時を除き避けるのが無難。相手によっては通知で迷惑になる可能性がある。
- 多くのメールソフトには予約送信機能があるため、業務時間内に送信されるように設定するのも良い。
- 機種依存文字: 丸付き数字 (①②③)、省略文字 (㈱㈲)、ローマ数字 (ⅠⅡⅢ)、一部の記号 (≒、髙、﨑など) は、相手の環境で文字化けする可能性があるため避ける。