Pythonライブラリ mpmath 詳解:任意精度演算の世界へようこそ 🐍✨

科学技術計算

Python は科学技術計算の分野で広く利用されていますが、標準の浮動小数点数型 (`float`) は IEEE 754 倍精度に基づき、約15〜17桁の10進数精度しかありません。より高い精度が要求される計算、例えば、数学定数の高精度計算、特定のアルゴリズムの検証、数値的不安定性の回避などでは、標準の `float` では不十分な場合があります。

ここで登場するのが、mpmath ライブラリです。mpmath は、Pythonで任意精度の浮動小数点演算(実数および複素数)を実現するための強力なライブラリです。2007年から Fredrik Johansson氏によって開発が進められており、多くの貢献者によって支えられています。このライブラリは BSD ライセンスの下で提供されるフリーソフトウェアであり、Python の標準ライブラリ以外に依存関係がないため、手軽に導入できます。

mpmath は、Python の `float` や `complex` 型、そして `math` や `cmath` モジュールの高精度な代替として利用できるだけでなく、はるかに高度な数学関数(特殊関数、数値積分、微分、根探索、行列演算など)を提供します。10桁程度の精度から、1000桁、あるいはそれ以上の超高精度まで、同じように計算を実行できます。特に、非常に高い精度が要求される場面で効率的なアルゴリズムが実装されています。

SymPy や SageMath といった有名なコンピュータ代数システムにも標準コンポーネントとして組み込まれており、その信頼性と機能性がうかがえます。

インストール方法 💻

mpmath のインストールは非常に簡単です。Python のパッケージインストーラである `pip` を使うのが最も一般的な方法です。ターミナルまたはコマンドプロンプトで以下のコマンドを実行してください。

pip install mpmath

これにより、Python Package Index (PyPI) から最新の安定版がインストールされます。Anaconda を利用している場合は、`conda install mpmath` でもインストール可能です。

オプション: gmpy2 による高速化
mpmath はデフォルトで Python の組み込み整数型を使用しますが、gmpy2 ライブラリがインストールされている場合、自動的にそれをバックエンドとして利用し、特に100桁を超えるような高精度計算において大幅な高速化が期待できます。gmpy2 を利用したい場合は、別途インストールが必要です。
pip install gmpy2
(Windows など環境によってはビルド済みバイナリが必要になる場合があります。) インストール後、mpmath が gmpy2 を認識しているかは以下のように確認できます。
import mpmath
print(mpmath.libmp.BACKEND)
出力が `’gmpy’` であれば、gmpy2 がバックエンドとして使用されています。

基本的な使い方 🔢

mpmath を使う際の基本的な流れを見ていきましょう。

精度の設定

mpmath の最も重要な機能は、計算精度を自由に設定できることです。精度は `mpmath.mp` コンテキストオブジェクトを通じて設定します。主に2つの属性があります。

  • `mp.dps` (decimal places): 10進数での桁数を指定します。普段使いにはこちらが直感的でしょう。
  • `mp.prec` (precision): 内部的な2進数でのビット数を指定します。`dps` と `prec` は `prec ≈ 3.33 * dps` の関係があります。

デフォルトの精度は15桁 (dps=15) です。精度を変更するには、これらの属性に値を代入します。

from mpmath import mp

# デフォルトの精度を確認
print(f"Default dps: {mp.dps}")
print(f"Default prec: {mp.prec}")

# 精度を50桁に設定
mp.dps = 50
print(f"New dps: {mp.dps}")
print(f"New prec: {mp.prec}")

# 精度を100ビットに設定
mp.prec = 100
print(f"New dps: {mp.dps}")
print(f"New prec: {mp.prec}")

数値型: mpf と mpc

mpmath は独自の数値型を提供します。

  • `mp.mpf`: 任意精度の実数浮動小数点数型。Python の `float` に相当します。
  • `mp.mpc`: 任意精度の複素数浮動小数点数型。Python の `complex` に相当します。

これらの型の値を作成するには、文字列、整数、浮動小数点数、あるいは他の mpmath 型の値をコンストラクタに渡します。注意点として、標準の `float` から `mpf` を作成すると、`float` の持つ精度以上の情報は得られません。高精度な値を表現するには、文字列で初期化するのが確実です。

from mpmath import mp, mpf, mpc

mp.dps = 30 # 精度を30桁に設定

# 文字列から作成 (推奨)
a = mpf('1.2345678901234567890123456789')
print(f"From string: {a}")

# 整数から作成
b = mpf(10)
print(f"From integer: {b}")

# floatから作成 (精度に注意)
c = mpf(0.1)
print(f"From float: {c}") # 0.1 は2進数で正確に表現できないため、誤差が見える

# 複素数の作成
d = mpc(1, 2) # 実部1, 虚部2
e = mpc(mpf('0.5'), mpf('1.5'))
f = mpc('3+4j')
print(f"Complex d: {d}")
print(f"Complex e: {e}")
print(f"Complex f: {f}")

基本的な演算

`mpf` および `mpc` オブジェクトは、標準の算術演算子 (`+`, `-`, `*`, `/`, `**` など) をサポートしており、Python の数値型とも混在して計算できます。計算は設定された精度で行われます。

from mpmath import mp, mpf

mp.dps = 50 # 精度を50桁に

x = mpf('2')
y = mpf('3')

print(f"sqrt(2): {mp.sqrt(x)}") # 平方根
print(f"exp(1): {mp.exp(1)}") # 自然対数の底 e
print(f"pi: {mp.pi}") # 円周率 pi
print(f"1/3: {mpf(1)/y}")

# Python の数値型との演算
result = mp.pi + 1
print(f"pi + 1: {result}")

表示形式

`repr()` で表示すると型情報が含まれますが、`print()` や `str()` を使うと、より人間に読みやすい形式で表示されます。`mp.pretty = True` を設定すると `repr()` でも `str()` と同様の表示になります。

from mpmath import mp, mpf

mp.dps = 20
val = mpf('1. / 7.')

print(f"repr(val): {repr(val)}")
print(f"str(val): {str(val)}")
print(f"print(val):")
print(val)

mp.pretty = True
print(f"repr(val) after mp.pretty=True: {repr(val)}")
mp.pretty = False # 元に戻す

主要な機能と特徴 ✨

mpmath は基本的な算術演算にとどまらず、豊富な数学機能を提供します。

1. 高精度計算

ライブラリの核となる機能です。`mp.dps` や `mp.prec` を設定することで、必要な桁数で計算を実行できます。これにより、標準の浮動小数点数では発生しうる桁落ちや丸め誤差の問題を回避できます。

from mpmath import mp, sin

# 標準 float での計算 (桁落ちの例)
x_float = 1e-8
result_float = (1 - (1 - x_float)**2) / x_float
print(f"Float result (x=1e-8): {result_float}") # 本来 2 に近い値になるはず

# mpmath での計算
mp.dps = 30
x_mpf = mp.mpf('1e-8')
result_mpf = (1 - (1 - x_mpf)**2) / x_mpf
print(f"mpmath result (x=1e-8, dps=30): {result_mpf}") # より正確な値

# 円周率を100桁計算
mp.dps = 100
print(f"Pi (100 digits): {mp.pi}")

# sin(1e-20) の計算
mp.dps = 50
small_angle = mp.mpf('1e-20')
print(f"sin(1e-20) with dps=50: {mp.sin(small_angle)}") # ほぼ 1e-20 に近い値
print(f"Approximation (1e-20): {small_angle}")
        

2. 広範な数学関数

`math` や `cmath` モジュールにある基本的な関数(`sqrt`, `exp`, `log`, `sin`, `cos`, `tan`, 三角関数の逆関数、双曲線関数など)はもちろん、特殊関数も豊富に実装されています。

  • ガンマ関数 (`gamma`)、ゼータ関数 (`zeta`)
  • 誤差関数 (`erf`, `erfc`)
  • ベッセル関数 (`besselj`, `bessely`, `besseli`, `besselk`)
  • エアリー関数 (`airyai`, `airybi`)
  • 直交多項式 (ルジャンドル、チェビシェフ、エルミートなど)
  • 超幾何関数 (`hyp0f1`, `hyp1f1`, `hyp2f1`, `hyper`)
  • ランベルトのW関数 (`lambertw`)
  • など多数

これらの関数もすべて任意精度で計算できます。

from mpmath import mp, gamma, zeta, erf, besselj

mp.dps = 30

print(f"Gamma(5.5): {mp.gamma(5.5)}")
print(f"Zeta(2) (should be pi^2/6): {mp.zeta(2)}")
print(f"pi^2/6: {mp.pi**2 / 6}")
print(f"erf(1): {mp.erf(1)}")
print(f"Bessel J0(2.5): {mp.besselj(0, 2.5)}")
        

3. 複素数演算

`mpc` 型を用いて、任意精度の複素数演算が可能です。実数と同様に、基本的な演算や数学関数が利用できます。

from mpmath import mp, mpc, exp, log, sqrt

mp.dps = 30

z1 = mpc(1, 1) # 1 + j
z2 = mpc('2+3j')

print(f"z1 + z2: {z1 + z2}")
print(f"z1 * z2: {z1 * z2}")
print(f"exp(z1): {mp.exp(z1)}")
print(f"log(z2): {mp.log(z2)}")
print(f"sqrt(-1): {mp.sqrt(mpc(-1))}") # sqrt(-1+0j)
        

4. 数値積分 (`quad`)

高精度な数値積分(定積分)を行うための `quad` 関数を提供しています。積分区間には無限大 (`mp.inf`, `-mp.inf`) も指定できます。様々なオプションで積分アルゴリズムを調整することも可能です。

from mpmath import mp, quad, exp, sin, inf

mp.dps = 50

# ∫[0, inf] exp(-x^2) dx = sqrt(pi)/2 の計算
integrand = lambda x: exp(-x**2)
result, error_est = mp.quad(integrand, [0, mp.inf], error=True)
print(f"Gaussian integral [0, inf]: {result}")
print(f"Expected sqrt(pi)/2: {mp.sqrt(mp.pi)/2}")
print(f"Estimated error: {error_est}")

# ∫[0, 1] sin(x)/x dx の計算 (Si(1))
integrand2 = lambda x: sin(x)/x
result2 = mp.quad(integrand2, [0, 1])
print(f"Integral of sin(x)/x from 0 to 1: {result2}")
        

5. 数値微分 (`diff`)

関数の数値微分を計算する `diff` 関数も用意されています。高階微分も計算可能です。

from mpmath import mp, diff, sin, cos, tan

mp.dps = 30
x_val = mp.pi / 4

# sin(x) の x=pi/4 での1階微分 (cos(pi/4))
d1 = mp.diff(mp.sin, x_val)
print(f"d/dx sin(x) at pi/4: {d1}")
print(f"cos(pi/4): {mp.cos(x_val)}")

# tan(x) の x=pi/4 での3階微分
d3 = mp.diff(mp.tan, x_val, n=3) # n=3 で3階微分
print(f"d^3/dx^3 tan(x) at pi/4: {d3}")
# 検算: tan'''(x) = 2 sec^2(x) (3 tan^2(x) + 1)
expected_d3 = 2 * (1/mp.cos(x_val)**2) * (3*mp.tan(x_val)**2 + 1)
print(f"Expected value: {expected_d3}")
        

6. 根探索 (`findroot`)

方程式 f(x) = 0 の根を高精度で求めるための `findroot` 関数があります。初期値を与えることで、ニュートン法などのアルゴリズムを用いて根を探索します。

from mpmath import mp, findroot, cos, sin

mp.dps = 50

# cos(x) = x の根を探す
# f(x) = cos(x) - x = 0 とする
f = lambda x: cos(x) - x

# 初期値 0.5 から探索
root = mp.findroot(f, 0.5)
print(f"Root of cos(x) = x: {root}")

# 検算: cos(root) と root がほぼ等しいか確認
print(f"cos(root): {mp.cos(root)}")
print(f"Difference |cos(root) - root|: {abs(mp.cos(root) - root)}")
        

7. 行列演算 (`matrix`)

`matrix` クラスを用いて、任意精度の要素を持つ行列を作成し、基本的な線形代数演算(和、差、積、転置、逆行列、行列式、固有値問題など)を行うことができます。ただし、大規模な行列計算には NumPy/SciPy の方が効率的な場合が多いです。mpmath の強みは要素を高精度で扱える点にあります。

from mpmath import mp, matrix

mp.dps = 25

A = mp.matrix([[1, mp.pi], [mp.e, 2]])
B = mp.matrix([[mpf('0.5'), 1], [0, mpf('1.5')]])

print("Matrix A:")
print(A)
print("Matrix B:")
print(B)

# 行列の和
print("A + B:")
print(A + B)

# 行列の積
print("A * B:")
print(A * B)

# 逆行列
try:
    A_inv = A**-1 # または A.inv()
    print("Inverse of A:")
    print(A_inv)
    # 検算 A * A_inv が単位行列になるか
    print("A * A_inv:")
    print(A * A_inv)
except Exception as e:
    print(f"Could not compute inverse of A: {e}")


# 行列式
det_A = mp.det(A)
print(f"Determinant of A: {det_A}")
        

8. 区間演算 (`iv`)

基本的な区間演算もサポートされています (`mpmath.iv`)。これは、数値計算における結果の範囲を厳密に評価したい場合に有用です。

from mpmath import iv, sin, pi

# 精度設定 (区間演算用)
iv.dps = 20

# 区間の作成
x_interval = iv.mpf([3.141, 3.142])
print(f"Interval x: {x_interval}")

# 区間に対する関数評価
sin_x_interval = iv.sin(x_interval)
print(f"sin(x) for x in {x_interval}: {sin_x_interval}")

# 円周率を含む区間
pi_interval = iv.pi()
print(f"Interval for pi: {pi_interval}")
print(f"sin(pi) interval: {iv.sin(pi_interval)}")
        

高度なトピックとTips 💡

コンテキスト管理 (`workdps`, `workprec`)

計算の一部だけ一時的に精度を変更したい場合、`with` 文と `mp.workdps` または `mp.workprec` を使うと便利です。`with` ブロックを抜けると、精度は自動的に元に戻ります。これは、特定の関数呼び出しだけ高精度で行いたい場合などに有効です。

from mpmath import mp, sqrt, workdps

mp.dps = 15 # グローバル精度は15桁
print(f"Global dps: {mp.dps}")
print(f"sqrt(2) with global dps: {mp.sqrt(2)}")

# with ブロック内だけ精度を100桁に変更
with mp.workdps(100):
    print(f"  Inside with block, dps: {mp.dps}")
    sqrt2_high_prec = mp.sqrt(2)
    print(f"  sqrt(2) with dps=100: {sqrt2_high_prec}")

# with ブロックを抜けると精度は元に戻る
print(f"Outside with block, dps: {mp.dps}")
print(f"sqrt(2) with global dps again: {mp.sqrt(2)}")

# extradps/extraprec で現在の精度に加算することも可能
with mp.extraprec(50): # 現在の精度 + 50ビット
     print(f"  Inside extraprec(50), prec: {mp.prec}")
     print(f"  sqrt(2) with extra 50 bits: {mp.sqrt(2)}")
              

パフォーマンスに関する考慮事項

任意精度計算は、ハードウェアレベルで最適化された標準の倍精度浮動小数点演算に比べて、必然的に計算コストが高くなります。精度 (`dps` や `prec`) を高く設定すればするほど、計算時間とメモリ使用量は増加します。

  • 必要最小限の精度: 計算に必要な精度を見極め、過度に高い精度を設定しないようにしましょう。
  • gmpy2 の利用: 可能であれば gmpy2 をインストールすることで、特に高精度域でのパフォーマンスが大幅に向上します。
  • アルゴリズムの選択: mpmath は多くの関数で高精度に適した効率的なアルゴリズムを採用していますが、問題によっては計算量が増大することもあります。
  • NumPy/SciPy との使い分け: 大規模な配列や行列に対する標準的な数値計算(精度がそれほど要求されない場合)は、NumPy や SciPy の方が高速です。高精度が必要な部分のみ mpmath を使う、といった使い分けが有効です。

他のライブラリとの連携

mpmath は、特に数式処理ライブラリ SymPy と密接に連携しています。SymPy は内部で mpmath を利用して、シンボリックな式を高精度で数値評価します。

import sympy
from sympy import symbols, integrate, N

# SymPy でシンボリックな式を定義
x = symbols('x')
expr = sympy.exp(-x**2)

# SymPy の integrate を使ってシンボリックに積分
integral_expr = integrate(expr, (x, 0, sympy.oo))
print(f"Symbolic integral: {integral_expr}")

# N() を使って mpmath で高精度数値評価 (ここでは 50 桁)
numeric_value = N(integral_expr, 50)
print(f"Numeric value (dps=50): {numeric_value}")

# mpmath を直接使った場合と比較
from mpmath import mp, quad, exp, inf, sqrt, pi
mp.dps = 50
mp_value = quad(lambda t: exp(-t**2), [0, inf])
print(f"mpmath direct value (dps=50): {mp_value}")
print(f"sqrt(pi)/2: {sqrt(pi)/2}")
              

NumPy 配列と mpmath オブジェクトを直接組み合わせることは通常できませんが、リスト内包表記や `numpy.vectorize` などを使って、NumPy 配列の各要素に mpmath の関数を適用することは可能です。ただし、パフォーマンスには注意が必要です。

mpmath のユースケース例 🚀

mpmath が特に役立つ具体的なシナリオをいくつか紹介します。

  • 数学定数の超高精度計算: π、e、黄金比などを数千、数万桁計算する。
  • 数値的不安定性の回避: ほぼ等しい値の引き算(桁落ち)や、特異点近傍での関数評価など、標準精度では誤差が大きくなる計算を正確に行う。
  • アルゴリズムの検証: 新しい数値計算アルゴリズムを開発した際に、その結果を既知の高精度な値と比較して検証する。
  • 理論物理学や数学の研究: 解析的な解が得られない問題の数値シミュレーションや、特殊関数の精密な評価が必要な場合。
  • 教育目的: 浮動小数点演算の誤差や限界を具体的に示し、高精度計算の必要性を理解させる。
from mpmath import mp, zeta, workdps, bernoulli

# ゼータ関数の非自明なゼロ点の探索 (例: 最初のゼロ点近く)
# リーマン予想に関連する計算
mp.dps = 50
# 最初のゼロ点はおよそ 1/2 + 14.1347j 付近にある
# findroot を使って精度良く求める
zero = mp.findroot(mp.zeta, mpc(0.5, 14.13), solver='muller')
print(f"First non-trivial zeta zero (approx): {zero}")
print(f"zeta(zero): {mp.zeta(zero)}") # ゼロに近い値になるはず

# ベルヌーイ数の高精度計算
# B_100 を計算
mp.dps = 100
b_100 = mp.bernoulli(100)
print(f"Bernoulli number B_100:\n{b_100}")
# 非常に大きな分子と分母を持つ有理数
          

まとめ

mpmath は、Python で標準の浮動小数点演算の限界を超えるための、非常に強力で柔軟なライブラリです。任意精度の実数・複素数演算、豊富な数学関数、数値積分・微分、根探索、行列演算などの機能を提供し、科学技術計算、数学研究、アルゴリズム検証など、高精度が要求される様々な場面で活躍します。

インストールが容易で、Python の構文に自然に統合されているため、比較的簡単に使い始めることができます。精度と計算コストのトレードオフを理解し、必要に応じて gmpy2 などの最適化を利用することで、その能力を最大限に引き出すことができるでしょう。高精度計算が必要になった際には、ぜひ mpmath の利用を検討してみてください!🔢🔬📈

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