サイバー攻撃を受けても”立ち直る力”を身につけよう!
はじめに:最近よく聞く「サイバーレジリエンス」って?
「サイバーレジリエンス」という言葉、ニュースや仕事で耳にする機会が増えたかもしれませんね。「なんだか難しそう…」「サイバーセキュリティと何が違うの?」と思っている方もいるのではないでしょうか?
このブログでは、そんな「サイバーレジリエンス」について、IT初心者の方にも「なるほど!」と思っていただけるように、基本的な意味から重要性、そして具体的な対策の考え方まで、わかりやすく解説していきます!💪
サイバーレジリエンスとは? – しなやかな回復力のこと
サイバーレジリエンス(Cyber Resilience)とは、かんたんに言うと「サイバー攻撃を受けてしまったとしても、事業やサービスをできるだけ止めずに継続し、もし止まってしまっても素早く元の状態に戻すための能力」のことです。
「レジリエンス(Resilience)」は、日本語で「回復力」「復元力」「しなやかさ」などと訳されます。困難な状況から立ち直る力、といったイメージですね。🤸♀️
従来のサイバーセキュリティとの違いは?
これまでの「サイバーセキュリティ」は、主にウイルス対策ソフトやファイアウォールなどで、サイバー攻撃を「いかに防ぐか(防御)」という点に重点が置かれていました。🛡️
しかし、残念ながら攻撃の手口はどんどん巧妙になり、100%完全に防ぎきることは非常に難しくなっています。そこで重要になってきたのが、サイバーレジリエンスの考え方です。
サイバーレジリエンスは、「防御」はもちろん大切にしつつも、「もし攻撃を受けて侵入されてしまったらどうするか?」という視点も重視します。つまり、「攻撃されることを前提」として、被害を最小限に抑え、事業を継続し、速やかに復旧するための備えや対応力も高めていこう、という考え方なのです。
なぜ今、サイバーレジリエンスが重要なのか?
サイバーレジリエンスが注目される背景には、いくつかの理由があります。
- サイバー攻撃の高度化・巧妙化: 身代金を要求する「ランサムウェア」攻撃などが世界中で増加し、企業や組織が大きな被害を受けています。最近では、病院や工場などが狙われ、社会インフラに影響が出るケースも発生しています。(例: 2021年頃から被害が急増) 完全に防ぐことが難しくなっているのが現状です。
- DX推進による攻撃対象領域の拡大: デジタルトランスフォーメーション(DX)が進み、クラウドサービスやIoT機器の利用が増えることで、サイバー攻撃を受ける可能性のある箇所(攻撃対象領域)が広がっています。💻☁️
- 事業継続性の確保: サイバー攻撃によってシステムが停止すると、製品の生産が止まったり、サービスが提供できなくなったりして、ビジネスに深刻な影響が出ます。攻撃を受けても事業を止めない、あるいは迅速に復旧させる能力(=サイバーレジリエンス)が不可欠です。
- 社会的信用の維持: システム障害や情報漏洩が発生すると、顧客や取引先からの信用を失いかねません。適切な対応と迅速な復旧は、信用を守るためにも重要です。🤝
このように、現代のビジネス環境において、サイバーレジリエンスは企業や組織が存続していくための重要な経営課題の一つとなっています。
サイバーレジリエンスを高めるには? – 4つの考え方
では、具体的にどうすればサイバーレジリエンスを高めることができるのでしょうか? 一般的に、以下の4つの要素をバランス良く強化していくことが重要とされています。
要素 | 目的 | 具体的な対策例 |
---|---|---|
予測 (Predict) 🔍 | どのような攻撃が起こりうるか事前に把握する |
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抵抗 (Resist) 🛡️ | 攻撃を防いだり、侵入されても被害を食い止めたりする |
|
回復 (Recover) ⏱️ | 攻撃によって停止したシステムやデータを元に戻す |
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適応 (Adapt) 🌱 | 発生したインシデントから学び、将来の攻撃に備える |
|
これらの要素は、どれか一つだけを行えば良いというものではなく、組織全体で継続的に取り組んでいくことが大切です。
まとめ:これからの時代に必須の考え方
サイバーレジリエンスは、「攻撃を防ぐ」ことだけにとどまらず、「攻撃を受けても事業を継続し、速やかに復旧する能力」を高めるための、これからの時代に不可欠な考え方です。
100%の防御が難しい現代において、「攻撃されること」を前提とした備えが、企業や組織の持続的な成長と社会からの信頼を守る鍵となります。
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