🚀 未来のネットワークセキュリティ!SASE(サシー)って何? 🤔

クラウド時代の新しいカタチをわかりやすく解説

SASEって聞いたことある?

最近、ITの世界でよく耳にするようになった「SASE」(読み方:サシー、またはサッシー)。なんだか難しそう…と感じるかもしれませんが、実は私たちの働き方やインターネットの使い方に深く関わるとても重要な考え方なんです。

特に、テレワークが増えたり、会社のシステムがクラウドに移ったりしている今、注目度が急上昇中!📈 この記事では、SASEが一体何なのか、なぜ必要なのかを初心者の方にも分かりやすく解説していきます。

💡 SASEとは?

SASEは「Secure Access Service Edge」の略です。アメリカの調査会社ガートナーが2019年に提唱した、ネットワークとセキュリティの新しい概念(フレームワーク)です。

簡単に言うと、「ネットワーク機能」と「セキュリティ機能」をクラウド上で一つにまとめて提供しちゃおう!という考え方です。これにより、ユーザーがどこにいても、どんなデバイスを使っていても、安全かつ快適に社内システムやクラウドサービス、インターネットにアクセスできるようになります。

なぜ今SASEが必要なの? 🤔

昔は、会社の情報やシステムは、ほとんどが社内のデータセンターにありました。社員は会社に出社し、社内ネットワークからシステムを利用するのが普通でした。そのため、会社のネットワークの出入り口(境界線)さえしっかり守っていれば、ある程度の安全性は確保できていました🛡️。

しかし、時代は大きく変わりました。

  • クラウドサービスの普及: Microsoft 365やGoogle Workspace、Salesforceなど、便利なクラウドサービスを使うのが当たり前になりました。データやシステムが社外(クラウド)にあることが増えました☁️。
  • テレワークの浸透: 自宅やカフェなど、オフィス以外の場所から仕事をする人が増えました🏠☕。
  • モバイルデバイスの利用: スマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスから会社の情報にアクセスするようになりました📱。

こうなると、従来の「会社の出入り口だけ守る」という考え方(境界型防御)では、セキュリティを確保するのが難しくなってきます。ユーザーやデータが色々な場所に散らばっているため、アクセスする場所ごとにセキュリティ対策が必要になり、管理も複雑化してしまいます。

そこで登場したのがSASEです!✨ SASEは、ユーザーやデバイスが「どこにいるか」ではなく、「誰が」「何に」アクセスしようとしているかに基づいて、クラウド上で一括してセキュリティチェックとネットワーク接続を行います。

SASEの主な構成要素 🧩

SASEは、大きく分けて「ネットワーク機能」と「セキュリティ機能」が組み合わさっています。具体的には、以下のような技術要素が含まれます。

カテゴリ 技術要素 簡単な説明
ネットワーク機能 SD-WAN
(Software-Defined Wide Area Network)
ソフトウェアを使って、拠点間のネットワーク接続を賢く、効率的に管理する技術。通信経路を最適化してくれます。
セキュリティ機能 SWG
(Secure Web Gateway)
インターネットアクセス時のセキュリティ対策。危険なサイトへのアクセスをブロックしたり、ウイルスチェックをしたりします。
CASB
(Cloud Access Security Broker)
クラウドサービスの利用状況を監視し、セキュリティポリシーを適用する仕組み。情報漏洩などを防ぎます。
ZTNA
(Zero Trust Network Access)
「何も信用しない」を前提に、アクセスがあるたびにユーザーやデバイスを厳格に認証・認可する仕組み。「ゼロトラスト」の考え方に基づいています。
FWaaS
(Firewall as a Service)
クラウド上で提供されるファイアウォール機能。場所を問わず、一貫したファイアウォールポリシーを適用できます。

これらの機能がクラウド上で統合されているため、ユーザーは場所やデバイスに関わらず、常に安全なネットワーク接続を利用できるのです。

SASEを導入するメリット ✨

SASEを導入することで、企業は様々なメリットを得られます。

  • セキュリティ強化 💪: どこからのアクセスでも一貫したセキュリティポリシーを適用でき、ゼロトラストの考え方でより安全になります。
  • 運用管理の簡素化 🧑‍💻: ネットワークとセキュリティの管理がクラウド上で統合されるため、運用がシンプルになり、管理者の負担が減ります。
  • コスト削減 💰: 複数のセキュリティ機器やネットワーク機器を個別に導入・運用するよりも、コストを抑えられる可能性があります。
  • パフォーマンス向上 ⚡: ユーザーに最も近い場所(エッジ)で処理を行うため、通信の遅延が少なくなり、クラウドサービスの利用などが快適になります。
  • 柔軟性と拡張性 🤸: ビジネスの変化やユーザー数の増減に合わせて、柔軟に構成を変更したり、スケールさせたりすることが容易です。

まとめ

SASEは、クラウドとモバイルが中心となった現代の働き方に合わせて登場した、ネットワークとセキュリティの新しいアプローチです。

少し難しく感じたかもしれませんが、「場所を問わず、安全で快適なネットワーク接続を実現するための、クラウド時代の新しい仕組み」と覚えておけば大丈夫です👍。今後ますます重要性が高まっていく考え方なので、ぜひ覚えておいてくださいね!