aptコマンド チートシート

cheatsheet

システムのパッケージリストを最新の状態に保ち、アップグレード可能なパッケージを確認します。

目的 コマンド 説明
パッケージリストの更新
sudo apt update
接続可能なリポジトリから利用可能なパッケージの最新リストを取得します。インストールやアップグレードの前に実行することが推奨されます。 🔄
アップグレード可能なパッケージのリスト表示
apt list --upgradable
現在インストールされているパッケージのうち、新しいバージョンが利用可能なものを一覧表示します。 ⬆️

新しいソフトウェアパッケージをシステムに導入します。

目的 コマンド 説明
単一パッケージのインストール
sudo apt install <package_name>
指定した名前のパッケージをインストールします。依存関係のあるパッケージも自動的にインストールされます。
複数パッケージの同時インストール
sudo apt install <package1> <package2> ...
スペースで区切って複数のパッケージ名を指定し、同時にインストールします。📦📦
確認プロンプトなしでインストール
sudo apt install -y <package_name>
インストール中に表示される確認メッセージ(「続行しますか? [Y/n]」など)を自動的に「Yes」と見なして処理を進めます。スクリプトなどで自動化する際に便利です。 👍
パッケージの再インストール
sudo apt reinstall <package_name>
指定したパッケージを再インストールします。設定ファイルに問題が発生した場合などに有効です。
特定のバージョンを指定してインストール
sudo apt install <package_name>=<version>
利用可能なバージョンの中から、特定のバージョンを指定してインストールします。バージョン番号は `apt policy <package_name>` などで確認できます。 🎯
ローカルのdebファイルからインストール
sudo apt install ./<deb_file>.deb
ダウンロード済みの `.deb` 形式のパッケージファイルをインストールします。依存関係も可能な限り解決しようとします。 (古いバージョンの `dpkg -i` よりも推奨されることがあります) 💾
推奨パッケージを除外してインストール
sudo apt install --no-install-recommends <package_name>
パッケージのインストール時に、「推奨 (Recommends)」される依存パッケージをインストールしません。最小限の構成にしたい場合に利用します。
提案パッケージも含めてインストール
sudo apt install --install-suggests <package_name>
パッケージのインストール時に、「提案 (Suggests)」される関連パッケージもインストールします。より多くの機能を利用したい場合に検討します。

インストール済みのパッケージを最新バージョンに更新します。

目的 コマンド 説明
インストール済みパッケージのアップグレード
sudo apt upgrade
`apt update` で取得した情報に基づき、インストール済みのパッケージを新しいバージョンにアップグレードします。既存のパッケージは削除しません。
システムのフルアップグレード
sudo apt full-upgrade
`apt upgrade` に加えて、アップグレードのために他のパッケージの削除が必要な場合でも処理を実行します。ディストリビューションのバージョンアップ時などに使われることがあります。⚠️ 注意して使用してください。
特定のパッケージをアップグレード
sudo apt upgrade <package_name>
指定したパッケージのみをアップグレードします。`apt install` でも同様の動作(最新版への更新)が行われます。
確認プロンプトなしでアップグレード
sudo apt upgrade -y
アップグレード中に表示される確認メッセージを自動的に「Yes」と見なして処理を進めます。

💡 ヒント: アップグレード前には必ず sudo apt update を実行して、最新のパッケージリストを取得してください。

利用可能なパッケージやインストール済みのパッケージを検索し、詳細情報を確認します。

目的 コマンド 説明
キーワードでパッケージを検索
apt search <keyword>
指定したキーワードをパッケージ名や説明文に含むパッケージを検索します。正規表現も利用可能です。
利用可能な全パッケージを表示
apt list
リポジトリに含まれるすべてのパッケージ(インストール済み、未インストール含む)を一覧表示します。非常に多くの出力があるため、`less` や `grep` と組み合わせることが多いです。
インストール済みパッケージを表示
apt list --installed
現在システムにインストールされているパッケージのみを一覧表示します。
アップグレード可能なパッケージを表示
apt list --upgradable
新しいバージョンが利用可能な、インストール済みパッケージを一覧表示します。(`apt update` 後に実行)
パッケージの詳細情報を表示
apt show <package_name>
指定したパッケージのバージョン、依存関係、説明、サイズなどの詳細情報を表示します。 ℹ️
パッケージのインストール候補と優先度を表示
apt policy <package_name>
パッケージのインストール可能なバージョン、どのリポジトリから提供されているか、優先度などを表示します。複数のリポジトリやバージョンを管理している場合に役立ちます。

不要になったパッケージをシステムから削除します。

目的 コマンド 説明
パッケージの削除 (設定ファイルは残す)
sudo apt remove <package_name>
指定したパッケージを削除します。ただし、関連する設定ファイルはシステム上に残ります。後で再インストールする可能性がある場合に便利です。
パッケージの完全削除 (設定ファイルも含む)
sudo apt purge <package_name>
指定したパッケージと、それに関連する設定ファイル(システム全体の設定ファイルを除く)をすべて削除します。完全に不要になった場合に使用します。 🧹
自動インストールされた不要なパッケージの削除
sudo apt autoremove
他のパッケージの依存関係として自動的にインストールされたものの、現在はどのパッケージからも必要とされなくなったパッケージを削除します。ディスクスペースを解放するのに役立ちます。 ✨
確認プロンプトなしで削除
sudo apt remove -y <package_name>
削除中に表示される確認メッセージを自動的に「Yes」と見なして処理を進めます。`purge`, `autoremove` でも `-y` オプションは利用可能です。
ダウンロードしたパッケージファイル(.deb)の削除
sudo apt clean
`/var/cache/apt/archives/` ディレクトリにキャッシュされている、ダウンロード済みのパッケージファイル(`.deb`)をすべて削除します。ディスク容量を解放しますが、再インストール時には再度ダウンロードが必要です。
古いバージョンのパッケージファイルのみ削除
sudo apt autoclean
`apt clean` と似ていますが、こちらはキャッシュディレクトリから、システムにインストールされているものより古いか、リポジトリに存在しないパッケージファイルのみを削除します。`clean` よりは安全です。

⚠️ 注意: purgeautoremove はシステムに必要なパッケージを誤って削除しないよう、実行前に削除されるパッケージリストをよく確認してください。

パッケージ間の依存関係や逆依存関係を調査します。

目的 コマンド 説明
パッケージが依存している他のパッケージを表示
apt depends <package_name>
指定したパッケージが正しく動作するために必要とする他のパッケージ(依存関係)を一覧表示します。
パッケージに依存している他のパッケージを表示
apt rdepends <package_name>
指定したパッケージを必要としている(依存している)他のパッケージ(逆依存関係)を一覧表示します。パッケージを削除する際の影響範囲を確認するのに役立ちます。
依存関係の問題を修正試行
sudo apt --fix-broken install
インストールやアップグレード中に依存関係の問題が発生した場合に、その問題を解決しようと試みます。 `-f install` とも書けます。🛠️

ソフトウェアの取得元となるリポジトリ(ソース)を管理します。

目的 方法/コマンド 説明
メインのリポジトリ設定ファイル編集
sudo nano /etc/apt/sources.list
システムの主要なパッケージリポジトリが記述されているファイルを編集します。(エディタは `nano` 以外でも可) 編集後は `sudo apt update` が必要です。
追加リポジトリ設定ファイルの管理
/etc/apt/sources.list.d/
このディレクトリ内に `.list` 拡張子を持つファイルを作成・編集することで、追加のリポジトリ(PPAなど)を管理します。ファイルごとにリポジトリを管理できるため、整理しやすいです。編集後は `sudo apt update` が必要です。
PPA (Personal Package Archive) の追加
sudo add-apt-repository ppa:<user>/<ppa-name>
Ubuntuなどでよく使われるPPAを追加します。これにより、公式リポジトリ以外のソフトウェアを簡単に導入できます。実行後、通常は自動で `apt update` が実行されます。 Ubuntu/Debian系
リポジトリの削除 (PPA)
sudo add-apt-repository --remove ppa:<user>/<ppa-name>
追加したPPAを削除します。削除後、`sudo apt update` を実行してパッケージリストを更新してください。
リポジトリ設定をエディタで開く
sudo apt edit-sources
デフォルトのエディタ(通常は `nano` や `vi`)で `/etc/apt/sources.list` を開きます。環境によっては `/etc/apt/sources.list.d/` 内のファイルも編集対象になることがあります。

🚨 警告: 信頼できないリポジトリを追加すると、システムのセキュリティを脅かす可能性があります。リポジトリの追加は慎重に行ってください。

aptコマンドの動作をカスタマイズするための便利なオプションです。

オプション エイリアス 説明
--fix-broken -f 依存関係が壊れている場合に、それを修正しようと試みます。通常は `apt install -f` のように使います。
--yes -y すべての確認プロンプトに対して自動的に「Yes」と答えます。スクリプトでの自動実行に便利です。
--simulate --dry-run, -s 実際の操作(インストール、削除など)は行わず、何が起こるかをシミュレーションして表示します。実行前の確認に役立ちます。 🤔
--quiet -q 進行状況表示などの出力を抑制し、エラーメッセージなど重要な情報のみを表示します。
--quiet --quiet -qq -q よりもさらに出力を抑制し、エラーのみを表示します。
--download-only -d パッケージのインストールやアップグレードを行わず、ダウンロードのみを実行します。ダウンロードしたファイルはキャッシュディレクトリ(通常 `/var/cache/apt/archives/`)に保存されます。
--allow-unauthenticated N/A GPGキーなどで署名されていない、未認証のリポジトリからのパッケージインストールを許可します。セキュリティリスクがあるため、通常は使用を避けるべきです。 🚫
--no-install-recommends N/A パッケージのインストール時に、推奨 (Recommends) される依存パッケージをインストールしません。
--install-suggests N/A パッケージのインストール時に、提案 (Suggests) される関連パッケージもインストールします。
--purge N/A `apt remove` と一緒に使うと、パッケージ削除時に設定ファイルも削除します (`apt purge` と同等)。
--autoremove N/A `apt remove` と一緒に使うと、指定したパッケージを削除した後、不要になった依存パッケージも自動的に削除します。

🎉 apt コマンドの基本はこれでOK!

このチートシートが、Debian/Ubuntu系Linuxでのパッケージ管理に役立つことを願っています。より詳しい情報や特定のオプションについては、man aptapt --help を参照してください。

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