プログラミングの世界へようこそ!まずは定番の「Hello World」から始めましょう。
多くのプログラミング言語学習で、最初に書くのが「Hello World」という文字列を表示するプログラムです。これは、プログラミング言語の基本的な書き方や、開発環境が正しく動作するかを確認するための、いわば「準備運動」のようなものです。💪
PHPを使ってWebページに動的なコンテンツを表示する第一歩として、まずはこの「Hello World」をブラウザに表示させることから始めてみましょう!
PHPコードを書いてみよう ✍️
まず、お使いのテキストエディタ(Visual Studio Code, Sublime Text, Atomなど、普段使っているもので構いません)を開いて、新しいファイルを作成します。
そして、以下のコードを記述してください。これがPHPで「Hello World!」と表示するための最もシンプルなコードです。
<?php
echo "Hello World!";
?>
コードの解説 🔍
<?php
: これはPHPコードの始まりを宣言する「開始タグ」です。Webサーバーはこれを見ると、「ここからPHPの処理が始まるぞ」と認識します。echo
: これはPHPの命令の一つで、指定した文字列や変数の内容をWebページに出力(表示)する役割を持ちます。画面に何かを表示させたいときによく使います。"Hello World!"
:echo
命令で出力したい文字列です。文字列は通常、ダブルクォーテーション("
)またはシングルクォーテーション('
)で囲みます。;
(セミコロン): PHPでは、命令(文)の終わりを示すためにセミコロンを記述します。これを忘れるとエラーになることが多いので注意しましょう!?>
: これはPHPコードの終わりを示す「終了タグ」です。これ以降は通常のHTMLとして扱われます。ただし、ファイル全体がPHPコードのみの場合は、この終了タグは省略することが推奨されています(今回は記述しています)。
ファイルを保存して実行してみよう 🚀
さて、コードが書けたら、ファイルを保存しましょう。ファイル名は自由に決められますが、ここでは hello.php
という名前にしてみます。重要なのは、ファイルの拡張子を必ず .php
にすることです。 これにより、WebサーバーはこのファイルをPHPファイルとして認識します。
次に、保存した hello.php
ファイルを、Webサーバーが外部に公開するために設定されているフォルダ(ドキュメントルートと呼ばれます)に配置します。
XAMPPやMAMPなどの開発環境を使っている場合、このフォルダは通常 htdocs
や www
といった名前になっています。(具体的な場所は、XAMPP/MAMPの設定やインストール手順を確認してください)
ファイルの配置が完了したら、Webサーバー(Apacheなど)を起動した状態で、お使いのWebブラウザ(Chrome, Firefox, Edgeなど)を開きます。そして、アドレスバーに以下のURLを入力してアクセスします。
http://localhost/hello.php
(もし hello.php
をドキュメントルート内のサブフォルダ、例えば my_project
というフォルダに入れた場合は、http://localhost/my_project/hello.php
のようになります。)
ブラウザの画面に「Hello World!」と表示されれば、最初のPHPスクリプトの実行は成功です!🎉 おめでとうございます!
まとめ ✨
今回は、PHPプログラミングの第一歩として、「Hello World!」という文字列をブラウザに表示する方法を学びました。
やったことは以下の通りです。
<?php ... ?>
タグを使ってPHPコードを記述する。echo
命令を使って文字列を出力する。- ファイルを
.php
拡張子で保存する。 - ファイルをWebサーバーのドキュメントルートに配置する。
- Webブラウザからファイルにアクセスして実行結果を確認する。
非常にシンプルですが、PHPプログラムを作成し、Webサーバーを通じて実行するという基本的な流れを体験できましたね!
次のステップでは、作成したPHPファイルをWebサーバー経由で実行する仕組みや、ファイルの保存場所についてもう少し詳しく見ていきます。どんどんPHPの世界を探検していきましょう! 🗺️