[PHPのはじめ方] Part4: ファイルの保存とWebサーバ経由の実行

作成したPHPファイルをWebブラウザで確認しよう!

前回は、初めてのPHPスクリプトとして「Hello World」を表示させましたね!🎉 今回は、作成したPHPファイルをどのように保存し、Webサーバーを通じてブラウザで表示させるか、その具体的な手順を学んでいきましょう。

PHPファイルは、HTMLファイルのようにダブルクリックでブラウザで開いても、残念ながらコードがそのまま表示されてしまうか、何も起こりません。PHPはサーバーサイドで実行される言語なので、WebサーバーにPHPコードを解釈・実行してもらう必要があるのです💡。

1. PHPファイルの保存場所と注意点 💾

ファイルの拡張子

PHPのコードが含まれるファイルは、必ず拡張子を .php にして保存してください。例えば、index.phpscript.php のようにします。これにより、WebサーバーはこのファイルをPHPスクリプトとして認識します。

保存する場所 (ドキュメントルート)

PHPファイルは、Webサーバーが外部(Webブラウザ)からのアクセスを許可している特定のフォルダ、通称「ドキュメントルート」以下に保存する必要があります。XAMPPやMAMPなどのローカル開発環境を使っている場合、ドキュメントルートは通常以下の場所にあります。

  • XAMPPの場合: インストールフォルダ内の htdocs フォルダ (例: C:\xampp\htdocs)
  • MAMPの場合: インストールフォルダ内の htdocs フォルダ (例: /Applications/MAMP/htdocs)

例えば、前回の「Hello World」スクリプトを hello.php という名前で、この htdocs フォルダ直下に保存してみましょう。

注意: デスクトップやマイドキュメントなど、ドキュメントルート以外の場所に保存しても、Webサーバー経由でアクセスすることはできません。

文字コード

ファイルを保存する際は、文字コードを UTF-8 (BOMなし推奨) に設定することをお勧めします。これにより、日本語などのマルチバイト文字が文字化けするのを防ぐことができます。多くのテキストエディタでは、保存時に文字コードを選択できます。

2. Webサーバー経由での実行 🌐

ファイルをドキュメントルートに正しく保存できたら、いよいよWebブラウザからアクセスして実行結果を確認します!

Webサーバーの起動確認

まず、XAMPPやMAMPのコントロールパネルを開き、Apache (Webサーバー) が起動していることを確認してください。起動していない場合は、「Start」ボタンをクリックして起動します。

ブラウザからのアクセス

Webブラウザ(Chrome, Firefox, Safariなど)を開き、アドレスバーに以下のように入力します。

http://localhost/保存したファイル名.php

または

http://127.0.0.1/保存したファイル名.php

localhost (または 127.0.0.1) は、自分自身のコンピュータを指す特別なアドレスです。Webサーバーはこのアドレスへのアクセスを受け取り、ドキュメントルート内の指定されたファイルを探します。

先ほど htdocs 直下に hello.php を保存した場合は、以下のようにアクセスします。

http://localhost/hello.php

もし、htdocs の中に my_project というフォルダを作成し、その中に script.php を保存した場合は、以下のようにアクセスします。

http://localhost/my_project/script.php

正しくアクセスできれば、ブラウザには “Hello World!” と表示されるはずです!🥳

うまくいかない場合 🤔

もし “Not Found” などのエラーが表示されたり、PHPのコードがそのまま表示されてしまう場合は、以下の点を確認してみてください。

  • ✅ Webサーバー (Apache) は起動していますか?
  • ✅ ファイルは正しいドキュメントルート (htdocs など) に保存されていますか?
  • ✅ ブラウザのアドレスバーに入力したURLのパス (ファイル名やフォルダ名) は正しいですか? 大文字・小文字も区別されることがあります。
  • ✅ ファイルの拡張子は .php になっていますか?
  • ✅ PHPは正しくインストールされ、Webサーバーと連携できていますか? (XAMPP/MAMPを使っていれば通常は大丈夫です)

Webサーバーは、リクエストされたPHPファイルを見つけると、その中のPHPコードを実行します。PHPコードがHTMLを生成する場合(例えば <?php echo "<p>Hello</p>"; ?> のように)、サーバーはそのHTMLを生成してブラウザに送信します。ブラウザは受け取ったHTMLを表示するため、ユーザーにはPHPコードそのものではなく、実行結果が見えるわけです。

まとめ ✨

今回は、PHPファイルをWebサーバーのドキュメントルートに保存し、Webブラウザから localhost を使ってアクセスする方法を学びました。

  • ファイルは .php 拡張子で、ドキュメントルート (htdocsなど) に保存する。
  • 文字コードは UTF-8 が推奨。
  • Webサーバー (Apache) を起動し、ブラウザから http://localhost/ファイル名.php のようにアクセスする。

これで、自分で書いたPHPスクリプトをWeb上で動かすための基本的な流れを理解できたはずです。この手順は今後の学習でも 계속해서 사용하게 되므로 확실히 익혀두세요!

次回はいよいよPHPプログラミングの核となる「変数とデータ型」について学んでいきます。お楽しみに!🚀