プログラミングの世界へようこそ!最初のステップとして、画面に文字を表示する「Hello, World!」プログラムを作成し、そのための基本的な関数である print()
の使い方を学びましょう。
1. なぜ「Hello, World!」? 🤔
多くのプログラミング言語の入門書では、最初に「Hello, World!」という文字列を表示するプログラムを作成します。これは、プログラミング環境が正しく設定されているか、そして最も基本的な出力操作を確認するための伝統的な方法です。
Pythonでは、この「画面に何かを表示する」操作を print()
関数が担当します。
2. print() 関数の基本的な使い方 💻
print()
関数は、指定した値(引数ひきすう と言います)を画面(標準出力)に出力します。最も簡単な使い方は、表示したい文字列をダブルクォーテーション " "
またはシングルクォーテーション ' '
で囲んで指定することです。
コード例:
print("Hello, World!")
print('こんにちは、Python!')
実行結果:
Hello, World!
こんにちは、Python!
" "
か ' '
で囲みます。どちらを使っても基本的に同じですが、プログラム全体でどちらかに統一すると読みやすくなります。3. 数値や変数の出力 🔢
print()
関数は文字列だけでなく、数値や変数の中身も出力できます。
コード例:
# 数値を出力
print(123)
print(3.14)
# 変数に値を代入して出力
message = "Pythonは楽しい!"
number = 100
print(message)
print(number)
実行結果:
123
3.14
Pythonは楽しい!
100
変数については、次の「変数とデータ型」で詳しく学びます。ここでは「名前を付けて値を一時的に保存しておく箱」のようなものだと考えてください。
4. 複数の値を同時に出力 ✨
print()
関数にカンマ ,
で区切って複数の値を渡すと、それらを順番に出力します。デフォルトでは、各値の間には半角スペースが自動的に挿入されます。
コード例:
print("リンゴ", 5, "個")
print("合計金額:", 1500, "円")
name = "鈴木"
age = 25
print(name, "さんは", age, "歳です。")
実行結果:
リンゴ 5 個
合計金額: 1500 円
鈴木 さんは 25 歳です。
5. 区切り文字と末尾の変更 (`sep` と `end`) ⚙️
複数の値を出力するときの区切り文字や、出力の最後に付加される文字(デフォルトでは改行)を、print()
関数の特別な引数を使って変更できます。
sep
引数: 値と値の間の区切り文字を指定します。デフォルトは半角スペース' '
です。end
引数:print()
関数が出力する内容全体の末尾に追加する文字を指定します。デフォルトは改行文字'\n'
です。
コード例 (`sep`):
# 区切り文字をカンマとスペースにする
print("りんご", "みかん", "バナナ", sep=", ")
# 区切り文字をハイフンにする
print(2025, 3, 30, sep="-")
# 区切り文字をなくす
print("ID", "パスワード", sep="")
実行結果 (`sep`):
りんご, みかん, バナナ
2025-3-30
IDパスワード
コード例 (`end`):
# 末尾に改行を入れず、続けて出力する
print("最初の文です。", end="")
print("次の文です。") # 前のprint()のend=""により、同じ行から出力される
# 末尾に感嘆符を3つ付けて改行する
print("やったー", end="!!!\n") # \n は改行を意味する特殊文字
print("次の行です。")
実行結果 (`end`):
最初の文です。次の文です。
やったー!!!
次の行です。
end=""
を使うと、次の print()
の出力が改行されずに同じ行に続いてしまいます。意図しない場合は、end
引数の最後に改行文字 \n
を含めるか、end
引数自体を指定しないようにしましょう。6. f文字列 (f-string) で見やすく出力 📝
Python 3.6 から導入された「f文字列(フォーマット済み文字列リテラル)」を使うと、文字列の中に変数や簡単な計算式を埋め込んで、より直感的で読みやすいコードを書くことができます。
使い方は簡単で、文字列の開始クォーテーション("
または '
)の直前に f
を付け、埋め込みたい変数や式を波括弧 {}
で囲みます。
コード例:
name = "山田"
age = 30
score = 85.5
# f文字列を使って変数を出力
print(f"名前: {name}, 年齢: {age}, 点数: {score}")
# f文字列の中に式も書ける
print(f"{name}さんの来年の年齢は {age + 1} 歳です。")
# 波括弧 {} の中で書式を指定することも可能(詳細は別の機会に)
print(f"点数は {score:.1f} 点です。") # 小数点以下1桁まで表示
print(f"年齢は {age:3d} 歳です。") # 3桁分の幅を確保して右寄せで表示
実行結果:
名前: 山田, 年齢: 30, 点数: 85.5
山田さんの来年の年齢は 31 歳です。
点数は 85.5 点です。
年齢は 30 歳です。
f文字列は非常に便利で、現在のPythonプログラミングでは最も推奨される文字列フォーマット方法の一つです。ぜひ積極的に使ってみましょう!
まとめ 🎉
今回は、Pythonで画面に文字や値を出力するための基本的な関数 print()
の使い方を学びました。
print("文字列")
で文字列を出力できる。print(数値)
やprint(変数)
で数値や変数の値を出力できる。print(値1, 値2, ...)
で複数の値を一度に出力できる(デフォルトはスペース区切り)。sep="区切り文字"
で区切り文字を変更できる。end="末尾文字"
で出力の最後に追加される文字を変更できる(デフォルトは改行)。f"文字列 {変数} 文字列 {式}"
というf文字列を使うと、変数や式を簡単に埋め込める。
print()
関数は、プログラムの実行結果を表示するだけでなく、プログラムが期待通りに動いているかを確認する(デバッグ)ためにも非常に重要なツールです。これから様々なプログラムを作成する中で、何度も使うことになるでしょう。
これで、Pythonプログラムから世界に向けて(あるいは少なくともあなたの画面に向けて)メッセージを送る方法を習得しました!次のステップでは、プログラムの中でデータを扱うための基本となる「変数とデータ型」について詳しく見ていきましょう!🚀
参考情報 📚
より詳しい情報や公式な定義については、以下のドキュメントを参照してください。
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