【初心者向け】ISO/IECって何?🤔 IT業界の国際ルールを分かりやすく解説!

用語解説

パソコン、スマートフォン、インターネット… 私たちの周りにはたくさんのIT技術があふれていますね!これらの製品やサービスが、世界中のどこでも同じように使えたり、違うメーカーの製品同士でも接続できたりするのはなぜでしょうか? 🤔

その秘密の一つが、ISO/IECという国際規格(ルール)の存在です。今回は、このISO/IECについて、初心者の方にも分かりやすく解説していきます!

ISOとIECってどんな組織?

ISO/IECという名前は、実は2つの組織の名前を組み合わせたものです。

ISO (国際標準化機構)

International Organization for Standardizationの略で、「イソ」や「アイソ」と呼ばれます。1947年に設立され、スイスのジュネーブに本部があります。電気・電子技術分野以外の、さまざまな産業分野(工業、農業、医療、食品など)の国際規格を作っています。身近な例では、クレジットカードのサイズや非常口のマークなどがISO規格です。

IEC (国際電気標準会議)

International Electrotechnical Commissionの略で、「アイイーシー」と呼ばれます。1906年に設立され、こちらもジュネーブに本部があります。名前の通り、電気・電子技術分野の国際規格を専門に作っています。家電製品の安全性や、通信ケーブルの規格などがIEC規格の対象です。

つまり、ISOとIECは、それぞれ担当する分野が違う国際的なルール作りの専門家集団なんですね! 🌍

ISO/IEC JTC 1 って何? IT分野のスペシャリスト!

さて、本題の「ISO/IEC」ですが、これは多くの場合、特にIT分野における規格を指すときに使われます。IT技術は、電気・電子技術(IECの担当)とそれ以外の技術(ISOの担当)が複雑に絡み合っていますよね。

そこで、ISOとIECは協力して、情報技術(IT)分野の標準化を効率的に進めるために、1987年に特別なチームを作りました。それが、ISO/IEC JTC 1 (Joint Technical Committee 1)、日本語では「第一合同技術委員会」と呼ばれる組織です。

このJTC 1が、私たちが普段使っているIT技術に関するたくさんの国際規格を開発・維持しているんです! 💻📱

JTC 1は、以下のような幅広いIT分野の標準化に取り組んでいます:

  • ソフトウェアやシステムの設計・開発
  • 製品やシステムの性能・品質
  • 情報セキュリティ 🛡️
  • アプリケーションの互換性(他の環境でも動くか)
  • 製品やシステムの相互運用性(つながるか)
  • プログラミング言語
  • IT用語の統一
  • 人工知能 (AI) やビッグデータ、クラウドコンピューティング、IoTなどの最新技術 🤖☁️

ISO/IEC規格にはどんなものがあるの? (例)

ISO/IEC規格は非常にたくさんありますが、ここではいくつか有名な例を表で紹介します。

規格番号 規格名称(通称など) 簡単な説明
ISO/IEC 27001 情報セキュリティマネジメントシステム (ISMS) 組織の情報セキュリティを管理するための枠組み。多くの企業が認証を取得しています。
ISO/IEC 9001 品質マネジメントシステム 製品やサービスの品質を継続的に改善していくための仕組み。(ISO単独の規格ですが、IT分野でも広く参照されます)
ISO/IEC 14882 C++言語 プログラミング言語C++の国際規格です。
ISO/IEC 12207 ソフトウェアライフサイクルプロセス ソフトウェアの開発から保守までの全体の流れに関する規格です。
ISO/IEC 5338 AIライフサイクルプロセス AIシステムの開発・管理に関する国際規格(2023年12月発行)。
ISO/IEC 7810 IDカードの物理特性 キャッシュカードやクレジットカードなどのサイズに関する規格です。
ISO/IEC 18033 暗号化技術 データの暗号化に関する技術的な規格です。

これらの規格があるおかげで、世界中のエンジニアが共通のルールに基づいて開発を進めることができ、製品やサービスの品質、安全性、互換性が保たれているのです。 👍

なぜISO/IEC規格は重要?

ISO/IECのような国際規格には、たくさんのメリットがあります。

  • 互換性の確保: 違うメーカーの製品やサービスでも、規格に沿っていれば接続したり連携したりできます。
  • 品質と安全性の向上: 一定の基準を満たすことで、製品やサービスの品質や安全性が高まります。
  • 国際貿易の促進: 世界共通のルールがあれば、国境を越えた製品やサービスの取引がスムーズになります。
  • 技術革新の促進: 標準化された基盤の上で、新しい技術やアイデアが生まれやすくなります。
  • 消費者の保護: ユーザーは、規格に適合した製品を安心して選ぶことができます。

特にIT分野では技術の進歩が速いため、新しい技術に対応した規格をタイムリーに作っていくことが非常に重要になっています。

まとめ

今回は、IT業界を支える国際規格「ISO/IEC」について解説しました。

  • ISOは電気・電子以外、IECは電気・電子分野の国際規格を作る組織。
  • ISO/IECは、主にIT分野の規格を指し、多くはISO/IEC JTC 1という合同委員会で作られている。
  • 情報セキュリティ (ISO/IEC 27001) やプログラミング言語、AIなど、幅広いIT規格がある。
  • これらの規格は、製品の互換性、品質、安全性を保ち、私たちのデジタルライフを支える重要な役割を果たしている。

普段あまり意識することはないかもしれませんが、ISO/IEC規格は、私たちが便利で安全なIT社会で生活するための、縁の下の力持ちのような存在なのです。 💪✨

コメント

タイトルとURLをコピーしました