クラウドサービスをもっと安全に使うための必須知識
🤔 CASBって何? なぜ必要なの?
最近、Microsoft 365、Google Workspace、Salesforce など、便利なクラウドサービスを使う会社が増えましたよね。場所を選ばずに仕事ができてとっても便利! 🏢➡️🏠
でも、便利さの裏側にはセキュリティのリスクも潜んでいます。😱 会社が許可していないサービスをこっそり使っちゃう「シャドーIT」や、大事な情報がうっかり漏れてしまう「情報漏えい」など、心配事は尽きません。
そこで登場するのが CASB(キャスビー) です! ✨
CASBは「Cloud Access Security Broker」の略で、利用者(あなたや会社の同僚)とクラウドサービスの間に立って、安全な利用を見守ってくれるセキュリティの仕組みのことです。2012年にアメリカの調査会社ガートナーによって提唱された考え方で、クラウド利用が当たり前になった現代では欠かせない存在になっています。
誰が、いつ、どのクラウドサービスを、どのように使っているかを把握し、会社のルール(セキュリティポリシー)に沿っているかチェックしてくれます。
💡 CASBの主な機能(できること)
CASBには、主に4つの重要な機能があります。これらは「4つの柱」とも呼ばれています。
機能 ⚙️ | どんなことができる? | 具体的な役割 |
---|---|---|
1. 可視化 (Visibility) 👀 | どのクラウドサービスが、どのように使われているかを把握する |
|
2. コンプライアンス (Compliance) 📜 | 会社のルールや法律を守っているかチェックする |
|
3. データセキュリティ (Data Security) 🔒 | 大切な情報(データ)を守る |
|
4. 脅威防御 (Threat Protection) 🛡️ | 悪い攻撃やマルウェアから守る |
|
これらの機能によって、企業はクラウドサービスを安全かつ効率的に利用できるようになります。
🔧 CASBはどうやって動いているの?(導入方式)
CASBを導入する方法はいくつかありますが、代表的なものに以下の方式があります。
- API連携型 (API-based): クラウドサービスが提供する「API」という仕組みを使って連携します。すでにクラウド上にあるデータや設定をチェックしたり、事後的に対応したりするのに向いています。利用者の使い勝手に影響が少ないのがメリットですが、リアルタイムでの制御ができない場合もあります。
- プロキシ型 (Proxy-based): 利用者とクラウドサービスの通信の間に「代理(プロキシ)」として入り込み、通信内容をチェック・制御します。リアルタイムでの制御が可能で、会社が契約していないクラウドサービス(シャドーIT)の利用も把握・制御しやすいのが特徴です。通信経路に入るため、設定によっては通信速度に影響が出る可能性もあります。(フォワードプロキシ、リバースプロキシといった種類があります)
- ログ分析型 (Log Analysis): ファイアウォールなどの既存のセキュリティ機器のログ(通信記録)を分析して、利用状況を把握します。ネットワーク構成の変更が不要で導入しやすいですが、リアルタイムでの制御は難しく、把握できる情報も限られる場合があります。
どの方式が良いかは、会社の状況や守りたいものによって異なります。複数の方式を組み合わせて使うこともあります。
🎉 CASBを導入するメリット
CASBを導入すると、たくさんの良いことがあります!
✅ シャドーIT対策
会社が把握していないサービスの利用を見つけ出し、管理下に置くことができます。
✅ セキュリティ強化
情報漏えいや不正アクセス、マルウェア感染のリスクをまとめて低減できます。
✅ コンプライアンス遵守
会社のルールや法律をしっかり守れるようになり、監査にも対応しやすくなります。
✅ 運用負荷の軽減
複数のクラウドサービスのセキュリティ対策を一元管理できるので、管理者の負担が減ります。
✅ 柔軟な働き方への対応
テレワークなど、どこからアクセスしても安全な環境を提供しやすくなります。
🌍 クラウドセキュリティの事故事例とCASBの役割
残念ながら、クラウドサービスの設定ミスや管理不備による情報漏えい事故は実際に発生しています。いくつかの事例を見てみましょう。
- 設定ミスによる情報公開: ある企業では、クラウドストレージの設定を誤り、本来は社内限定のはずの顧客情報などが、リンクを知っていれば誰でもアクセスできる状態になっていた事例がありました(2019年のCapital Oneの事例など)。CASBの「コンプライアンス」や「データセキュリティ」機能で、このような不適切な公開設定を検知・修正することが期待できます。
- 不正アクセスによる情報窃取: 従業員のアカウント情報が何らかの形で漏洩し、それを悪用した攻撃者がクラウドサービスに不正ログインして機密情報を盗み出す事例も報告されています(2017年のOneLoginや2020年の三菱電機グループの事例など)。CASBの「脅威防御」機能は、不審なログイン試行や異常なデータアクセスを検知し、被害を防ぐのに役立ちます。
- 脆弱性を突いた攻撃: クラウドサービス自体の脆弱性や、連携するシステムの脆弱性が悪用されるケースもあります(2018年のTeslaのKubernetes設定不備の事例や、2022年の富士通クラウドテクノロジーズのロードバランサー脆弱性の事例など)。CASBは直接的な脆弱性修正は行えませんが、「脅威防御」機能で異常な通信をブロックしたり、「可視化」機能でリスクの高いサービス利用を把握したりするのに役立ちます。
💡 まとめ
CASBは、クラウドサービスを安全・安心に利用するための強力な味方です。🚀 クラウド利用が進む現代において、その重要性はますます高まっています。
「可視化」「コンプライアンス」「データセキュリティ」「脅威防御」の4つの力で、シャドーITや情報漏えいといったリスクから企業を守ってくれます。
もしあなたの会社がクラウドサービスをたくさん使っているなら、CASBの導入はきっと大きなメリットをもたらすはずです! 😊
コメント